明星大学/卒業後の進路
コロナ禍で気づいた教育現場の課題をITで解決したい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
新型コロナウイルス感染症により社会が変化する中、これからの時代に必要な知識や活躍できる分野は「情報」だと考え、卒業後の進路をIT業界に絞りました。大学では情報と教育の研究室に所属し、プログラミング教育の研究をしています。プログラミング教育の講義で、非対面での学習が増加する中で、学生が主体的に取り組める教材やシステムの重要性を実感し、教育にも興味を持つようになりました。進路を決める際には、大学の就職センターでエントリーシートや面接の相談をし、情報学部支援センターではインターンシップなどの情報を活用しました。
キャリア選択のポイント
高校2年生の時のコロナ禍で非対面の授業がありましたが、当時情報に詳しい先生が少なく、学校内でも情報格差がありました。数人の詳しい先生に負担が集中し、当時から課題だと感じていました。プロジェクトで中学校を訪問した際、同じシステムを使っていても指導する先生の授業の内容に格差が生じていることに気づきました。そこで、教員にも負担なく、学生一人ひとりが主体的に取り組めるシステムを作りたいと考えるようになりました。将来は大学で学んだ知識と経験を生かし、教員や後輩、未来の子どもたちに、より良い学習環境を提供したいと考え、ITと教育の業界に進路を絞って活動しています。
今後の夢・目標
学生時代から、教育現場のIT化には先生の負担が大きく、学校により情報格差が生まれていると感じています。そのため、教育現場の先生の負担を減らすことができ、学校や地域差がなく生徒一人ひとりに合った学習環境を提供できればと思います。また自分が開発に携わったシステムが、教育現場で当たり前に使われ、子どもたちが誰でも知っていて、「使ったことがある」と言ってもらえるようなシステムを作りたいです。