立正大学/私のイチオシ
地理学的視点から宗教と地域社会との関係を探る
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
「地理学は文系ですか、理系ですか」とよく質問されます。皆さんはどちらだと思いますか。正解は「両方」です。地理学とは、さまざまな地域の自然環境や人間社会などを対象として複雑な背景をひも解き、地域の特性やその成り立ち、文化や社会、自然環境などに関連する地理的現象の原因を解明する文理融合型の学問です。
「地」域の「理(ことわり)」をする学問なので、研究対象は幅広いです。立正大学 地理学科では、地形や気候、水、植生、自然災害などを捉える「自然地理学」と、人口や経済、産業、都市・農村、交通、観光などを捉える「人文地理学」、特定地域における地域的性格を総合的に捉える「地誌学」を深く学びます。また、地図やGIS(地理情報システム)、測量などに関する高い技能を身に付けることもできます。
地理が好き(得意)な人、いろいろなところへ行って視野を広げたい人、地域社会に貢献したい人……、地理学は、あなた自身の興味や関心、日常生活のモヤモヤとした悩みでさえも研究のきっかけとなる、裾野の広い学問です。少しでも関心を持った方は、ぜひ、立正大学 地理学科のWebサイトをご覧ください!
この学問のココがおもしろい!
皆さんは、身の回りにある寺社や教会、モスクといった宗教施設が、どのような背景のもと存在しているかを意識したことはありますか。宗教は信仰という個人の内面的な営みであると同時に、地域の歴史や文化、社会の構造と深く結びついています。私は「宗教の地理学」を専門とし、宗教空間や宗教に関連する諸実践が地域社会においてどのような意味を持つのかについて研究しています。
例えば、巡礼地や聖地が形成される過程、都市空間におけるさまざまな宗教の共存、地域振興や観光と関連した宗教文化の変容などが研究のテーマとなります。近年では、国際移住者の増加に伴い、各地に新たな宗教施設や信仰のネットワークが生まれ、多文化共生の現場としても注目されています。また、人々が癒やしや自己探求を求めて非日常的空間に訪れる「リトリート」や「スピリチュアル・ツーリズム」も広がりをみせており、宗教と地域、そして人々の暮らしとの関係を読み解く興味深い研究対象となっています。「宗教の地理学」は、宗教という切り口を通じて、私たちの価値観や日常生活、そしてそれを取り巻く地域社会とを結びつけて考える視点を提供しています。
キャンパスのお気に入りスポット
立正大学の地理学科は、2025年度で創設100周年を迎えました。この「立正の地理」の長い歴史の中で、学生への教育や研究活動に関する優れた設備・環境が整備されてきました。特に、熊谷キャンパス(埼玉県熊谷市)の地球環境科学部実験・研究棟(3号館)、アカデミックキューブ(19号館)には数多くの地図と専門書があります。また、最新鋭の測量器具やGISソフトなども導入しています。さらに、東京ドーム約8個分(約35万平方メートル)の熊谷キャンパスの敷地を生かして、測量や自然計測などの実習もキャンパスの中で行うことができます。
私のオススメのスポットは「地図資料室」です。今では、Web上でデジタルな地図を見ることができる機会が増えましたが、地図資料室では明治時代から現在にかけての地形図がそろっています。自分の住んでいる地域がどのように変化してきたのか、紙の地形図を眺めながら考えてみる……。自然環境の変化や人々の暮らしについてイメージが膨らんでくるかもしれません。学生たちは、授業やフィールドワーク、卒業研究などでもよく利用しています。
キャンパスでもWebでも本学のリアルを体験できるオープンキャンパス!
来校型オープンキャンパスでは、「模擬授業」や「キャンパス見学ツアー」などで教員や在学生と交流しながら学生生活を体感できます。
また、大学説明動画や学部説明動画、オンライン模擬授業などの充実したコンテンツに加え、LIVE配信イベントも開催します。