かなざわ食マネジメント専門職大学/私のイチオシ
得意な分野で「生き残りのための知恵」を絞り、プロをめざそう!
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
経営学やビジネスのスタイルは、時代や社会の価値観、技術に合わせて変わっていきます。「社会の価値観の変化」の事例として、LGBTQ向けのウエディングプランの登場が挙げられます。また、マンションの販売方法では、モデルルームを建て、販売が終わると解体するということが行われてきましたが、VRやメタバース(仮想空間)といったものがだんだんと私たちの生活に入り込み、今はモデルルームの代わりにメタバースに入り、完成後の部屋の内部はもちろん、そこからの眺望まで体験することが可能な時代となりました。
さらに、触覚・味覚・臭覚までメタバースで正確に再現できる技術の研究もされているようです。そうなれば多くのビジネスモデルが変わりますね。皆さんが大学を卒業するまでに、授業や皆さんが行うプレゼンテーションなども、一部はメタバースで行われる可能性は高いかもしれません。
この学問のココがおもしろい
私の専門は、経営学分野の中の「マーケティング」です。
皆さんは、マーケティングと聞くと、企業の広告宣伝や市場調査の仕事を想像するかもしれません。実際はもっと広く、「売りのしくみ」全体を考えます。もっとも私自身は、マーケティングを企業活動に限定せず、より広く考えています。それは、一言でいえば「生き残りのための知恵」。そして、キーワードは「需要と差別化」です。
人にも企業にも得手・不得手があります。生き残りのためには、得手なことをより伸ばす。100点満点の20点のことを40点アップして60点に伸ばしても、なかなか認めてもらえません。しかし、すでに75点のことを20点アップして95点にすると、その道のプロとして認められます。
そして、プロを必要とする分野は、スポーツ、芸術、研究以外にも、さまざまな分野に存在しています。つまり、人と同じゴールをめざす必要はなく、自分が得意な分野で生きていけばいいのです。ただし、いくら自分が得意といっても、需要がなければ生きていけません。そして、世の中の需要は変化します。そこが難しく、おもしろいところですね。
キャンパスのお気に入りスポット
本学は、4年制の「食ビジネス」に特化した専門職大学で、学内には国際調理専門学校も併設され、そこで学ぶ学生が考案・調理したメニューを提供する学生レストラン「Golden Egg」があります。やはり、ここが一番のオススメスポットとなりますが、少し足を延ばして、徒歩数分の場所にあるイオンモール白山に行ってみましょう。そこには、石川観光大使・辻口博啓シェフが学校長を務めるグループ校「スーパースイーツ製菓専門学校」の学生によるベーカリーショップ「学生のパン屋さん」があり、こちらもオススメです!辻口シェフは本学の教授でもあり、4年次に配置されている「商品開発実習」を担当します。多くの店舗を運営している経営者としての豊富なノウハウを惜しみなく教えてくれます。
「食」に関心のある皆さんの入学を心よりお待ちしています!