常葉大学/私のイチオシ
ひとびとの健康に「食」から携われる栄養学
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私が栄養学に興味を持ったきっかけは、新型コロナウイルスによる休講の期間に、食事について見直したことです。
高校3年生になる前に新型コロナウイルスが蔓延し、部活動に対して大きく制限がかかりました。部活動を満足に行えないため、自宅で筋力トレーニングをしましたが、それだけでは部活動をしていた頃のような体型を維持できなかったため、健康的な食生活について学び始めました。
それまで食物や栄養のことについて全く調べたことがなかったため、「食べたものがどのようにして自分のものになっていくのか」を学ぶことがとても興味深いと思いました。そして、栄養指導を行うことができる管理栄養士は、自分自身の健康だけでなく、さまざまな方の健康にも携わることができる素晴らしい職業だと感じました。そこで資格取得をめざし、栄養学について学ぼうと決めました。
この学問のココがおもしろい
健康栄養学科では、食品や味について学ぶことができます。特におもしろいと感じたのは「味の相互作用」です。
基本味、すなわち「甘味」「塩味」「苦味」「酸味」「うま味」の5つの味の組み合わせによって、料理は成り立っています。この基本味は、2つ(または3つ)の味の組み合わせにより1つの味をより引き立たせたり、互いの味を打ち消しあったりします。
また、だし汁に塩を少量入れると、だしの味が強くなります。これは対比効果といい、塩味がうま味を引き立たせています。どちらも管理栄養士として生かせる知識と感じています。
キャンパスのお気に入りスポット
私のオススメスポットは「2号館」の校舎周辺です。
2号館の裏手には、真っ白でふわふわな毛並みの猫がいます。その猫は野良猫とは思えないほど人懐っこい性格です。私は、授業やサークル活動など、日常生活で何か辛いことがあったときに、その猫に会いに行き、ふれあう時間を作って癒してもらっています。
また、2号館の正面には日本庭園があり、四季の草木や池の鯉を眺めて心を落ち着けています。