常葉大学/私のイチオシ
自分の作ったものが誰かの生活の役に立てることが一番の魅力
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私がデザインに深く関心を持つようになったのは、1年次の自主制作でインタビュー冊子を作ったことがきっかけです。「仕事に対する価値観」をテーマに社会人5名にインタビューをし、編集を行いました。インフォメーションデザインは、見た目が洗練されていることはもちろんですが、伝えたい情報とその意図を視覚的に表現することも重要です。また、文字情報を誌面やウェブ上でグラフィカルに作り替えることで、言葉だけでは伝えきれない印象を与えることができます。インフォメーションデザイン以外にも、グラフィックデザインや映像デザイン、サービスデザインなどさまざまな分野がありますが、私は一貫して「生活の豊かさに貢献できること」に魅力を感じ、デザインを学んでいます。
この学問のココがおもしろい
デザインと聞いて最初にイメージするのは広告やパッケージかもしれませんが、私は特にサービスデザインが興味深いと感じています。サービスデザインは、顧客がモノを認知し、それを利用し続けてもらうまでの顧客体験を設計するというものです。自分の作ったものが誰かの行動変容を促し、生活の役に立てることが一番の魅力だと思います。大学ではこの考え方をもとに、サービスを企画提案したり、ワークショップを開催したりしています。「顧客視点」を徹底してしくみを作るのは大変ですが、意見を出し合って企画を練るのはとても楽しいです。デザインの奥深さを実感しながら日々学んでいます。
キャンパスのお気に入りスポット
私の所属するデジタルコミュニケーションデザインコース(現:デジタルコミュニケーションデザイン領域)は、授業のほとんどがグループワークです。そのため、講義形式の教室ではなく、グループでのコミュニケーションがとりやすい設備になっています。数人で囲む円形の机になっており、机ごとにモニターやホワイトボードが用意されています。授業内では、それらを自由に活用して効率的にコミュニケーションをとることができます。また、瀬名キャンパスの図書室も魅力的です。蔵書数が多いことはもちろん、自習机や予約制のミーティングルームもあり、快適に過ごすことができます。他学部と比べ、コミュニケーションをとることが重要な学問ですが、学生同士や教員との距離も近く、気軽に相談できる良い環境だと思っています。