きょうとじょし

京都女子大学

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京都女子大学/私のイチオシ

心身の健康を支えるために、多岐にわたる管理栄養士の役割

顔写真
家政学部 食物栄養学科 宮脇尚志先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

私たちの体は毎日の食事により作られ、生命を維持することができます。また、食事は社会的・文化的な役割も果たし、適切な食生活は単に栄養を補給するだけでなく、充実した人生を送るための重要な要素の一つでもあります。しかし、最近では食事内容が偏ったり食生活が乱れることにより、心身にさまざまな不調を来し病気になる人が増加しています。
管理栄養士は、食事や栄養に気を付ける必要がある病気の人、高齢で食事が摂りづらい人、食事が偏っていたり食生活が乱れている人に対して、専門的な知識と技術をもって栄養指導や栄養管理、給食管理を行います。食を通してみんなが心身の健康を保って充実した人生を送れるように、私たちと一緒に正しい食や栄養、食生活の知識を学習しましょう!

この学問のココがおもしろい

「現代病」といわれる多くの病気には食事が関わっています。例えば、予備軍も含めると2000万人が罹患していると言われる国民病である糖尿病。この病気の最も重要な治療は、薬ではなく「食事療法」なのです。単に食べることを制限するのではなく、食事を楽しみながらどのように食事療法を行うのかについて上手に指導することが管理栄養士の腕の見せ所です。
皆さんも気になるダイエット。美容のために必要以上に痩せることは拒食症や過食症などの摂食障害を引き起こします。摂食障害は、日本では主に精神や心理領域の専門家が治療し、管理栄養士が関わることは少ないのが状況です。しかし、心理と食行動とは密接に関係していることから、これからの摂食障害の治療にはチーム医療として管理栄養士も積極的に関わる必要があります。
また、食物栄養学科では食や栄養の知識のみならず、食行動を変えるためのさまざまな「行動変容理論」についても学びます。

キャンパスのお気に入りスポット

本学には、食物栄養学科と密接な関係がある施設「栄養クリニック」が設置されていることが特徴です。ここでは、食物栄養学科の教員と連動して、市民の方への栄養指導・栄養相談や料理教室などのイベント活動などを行ったり、食や栄養の研究に取り組んでいます。学生も積極的に参加でき、「栄養クリニック」でのさまざまな活動を通して、実践的に管理栄養士として必要な技術を身につけることができます。
また、本学は京都の中でも抜群の好立地に位置しています。世界遺産の清水寺、紅葉で有名な東福寺、三十三間堂、八坂神社、祇園などの世界的な名所がすべて徒歩圏内です。勉強に疲れたらこれらの歴史的な建物や場所を訪れて心を癒すこともできますよ。

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