京都女子大学/卒業後の進路
「子ども療養支援士」として入院中の子どもの成長を支えたい

卒業後の進路:子ども療養支援士
発達教育学部 児童学科* 4年
H.H.さん
奈良市立一条高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
中学生の頃に妹が入院したことをきっかけに、「子ども療養支援士」という職種を知りました。「子ども療養支援士」は、子どもが受け身になりがちな医療環境において、子ども自身が主体的な存在であり続けられるよう支援を行う職種です。まだあまり知られていない職種ではありますが、入院中でも子どもたちがその子らしく過ごすことができ、成長発達の機会を失うことがないよう支援するという仕事に興味をもちました。
「子ども療養支援士」になるには子ども療養支援協会の養成コースに通う必要があります。私も養成コースを受講するための試験を受け、合格することができました。試験を受けるにあたって、ゼミの先生がいろいろと協力してくださいました。
キャリア選択のポイント
中学生の頃からこの職業に就きたかったため、大学入学後も変化はありませんでした。
児童学科*に入って学び、幼稚園や保育園に実習に参加する中で、たくさんの子どもたちと関わることができました。この経験を通して、子どもたちが子どもらしく過ごせることの大切さを痛感し、より強く入院中の子どもたちの権利や遊びの環境を守りたいと思うようになりました。
今後の夢・目標
卒業後はさらに1年間養成コースで学び、その後病院に就職する予定です。就職後は、子どもたちが少しでも楽しみを見つけながら入院生活を送ることができるよう、環境を整え、子どもたちと向き合い、求めていることを汲み取りながら働いていきたいです。また「子ども療養支援士」という仕事がもっと広まり、たくさんの子どもたちが支援を受けられるようになっていくことを願っています。
*2024年4月、発達教育学部 教育学科に改組