京都女子大学/卒業後の進路
労働基準監督官として、安心・安全な労働環境づくりに貢献したい
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卒業後の進路:国家公務員
法学部 法学科 4年
H.S.さん
山梨県立韮崎高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
父が国家公務員として働いていたこともあり、中学生の頃から漠然と「公務員になりたい」という気持ちがありました。
そして、ある事件をきっかけに労働問題に興味をもった私は、「働く人が安心・安全に働ける環境づくりに貢献したい」という思いを持ち続け、大学では労働法のゼミに入り、日本のさまざまな労働問題について議論を行い、理解を深めてきました。
公務員試験対策としては、公務員採用試験対策講座を受講し、面接練習を繰り返し、念願の労働基準監督官の内定をいただくことができました。
キャリア選択のポイント
第一志望の労働基準監督官の説明会以外にも他職種の公務員の説明会やセミナーに参加し、仕事理解に努めました。
その中で進路決定の一番の決め手となったのは3回生の夏休みに参加したインターンシップです。それまではパンフレットや先輩の話でしか情報を得られませんでしたが、実務を体験できたことで、現実味を帯びた将来の自分の姿を想像できました。そして、より労働基準監督官になりたいという思いが強まったとともに、試験勉強へのモチベーションが高まり、最後まで諦めることなく採用試験に臨めたと思います。
今後の夢・目標
「働く人が安心・安全に働ける環境づくりに貢献したい」という、中学生の頃から持ち続けている思いを、これからは仕事として形にしていきたいと思います。そして「働くこと」によって不利益を被る人を少しでも減らせたらと考えています。
また、労働者の立場のみを考えがちですが、使用者もいなければ成り立ちません。当たり前のことではありますが、双方に対し、中立的な立場から職場環境の是正や監督を行い、信頼される労働基準監督官になれるよう、精進していきたいと思います。