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「当たり前」に疑問をもち、食と栄養の学びを深める

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現代家政学部* 食物栄養学科 根岸裕子先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

なぜ、1日3食、バランスの良い食事をとることが健康につながるのでしょうか。私たちはさまざまな食品を食べて消化し、必要な栄養素を吸収し、エネルギーを作り、さらに多種多様なシステムで体を構成・修復しています。朝食を抜くと、エネルギーや栄養素が不足するだけでなく、24.5時間周期の体内時計を24時間にリセットすることが不十分となり、疾病につながります。栄養学はこのように、食に関する当たり前のことに対する「なぜ」を理解したうえで、健康や幸せのために食を考える大切な学問です。

この学問のココがおもしろい

人の体は数十兆個の細胞からできていますが、始まりはたった1個の受精卵です。筋肉、神経や皮膚などは見た目も機能も全く異なるにも関わらず、その中に存在する遺伝子は全て共通していることになります。なぜそれぞれ特有の形、機能を持つのかというと、必要な遺伝子の部分だけが働き、その情報をもとにタンパク質が作られるからです。遺伝子の読み取りの特性を応用すれば、例えば糖尿病や高血圧などになりやすい人でも、食生活の習慣を改善することで疾病を防ぐことにつながります。食は健康の保持増進だけでなく、疾病の一次予防にも大きく貢献しており、その可能性について研究を進めています。

キャンパスのお気に入りスポット

本学には栄養学に関するさまざまな設備があり、普段食べている食事の実物大フードモデルを選ぶだけで、栄養価や食事バランスが瞬時にわかる「食育SATシステム」が体験できます。このシステムは、病院や保健センターなどの栄養指導に利用されています。そのほか、体のバランスや体重だけではわからない体型評価などを判定できる「InBody」があり、健康維持の参考になります。また、食物栄養学科のある2号館屋上は、平安神宮の大鳥居など京都を一望でき、学生の憩いの場となっています。

*2024年4月から現代生活学部に改編

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