新見公立大学/健康科学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
健康保育学科(50名)
看護学科(80名)
地域福祉学科(50名)
所在地
1~4年:岡山
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
健康科学部の偏差値を見るプロフィール
●充実の各種資格取得・就職対策と学生サポート
●地域をフィールドに多彩なアウトキャンパス・スタディを実施
●専門的な知識と技術が身に付く少人数教育と地域に密着した実践教育
3学科が連携しながら、少子高齢化・人口減少など、課題先進地域にある地の利を生かし、全ての世代の心と体の健康を切れ目なく支援する多職種連携の在り方を実践的に学修・研究。教育・福祉・看護の専門領域において、リーダーとなる人材育成をめざしています。
【キャンパス】
岡山県新見市
【学生数】
767名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
73名(2023年5月1日現在)
【大学院】
健康科学研究科 看護学専攻(博士前期課程)
看護学専攻(博士後期課程)
地域福祉学専攻(修士課程)
【専攻科】
助産学専攻科
健康保育学科
【講義・学問分野】
保育原理、教育学総論、社会福祉、子ども教育心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育・教育課程論、保育内容の指導法、乳児保育、子どもの健康と安全、教育相談、幼児音楽、特別支援教育総論、特別な教育的ニーズの理解とその支援、保育実習指導、保育実習、特別支援教育実習指導、特別支援教育実習、卒業研究、教育・保育実践演習 など
看護学科
【講義・学問分野】
基礎ゼミナール、チームアプローチ演習、疫学調査・疫学演習、卒業研究、基礎看護学実習 I ・ II、成人看護学実習A(慢性期)、成人看護学実習B(急性期)、老年看護学実習、生活支援看護学実習、在宅看護実習、精神看護学実習、母性看護学実習、小児看護学実習、統合実習、公衆衛生看護学実習 I ・ II 、養護実習、訪問看護展開論実習 など
地域福祉学科
【講義・学問分野】
介護福祉論、地域文化実習、ソーシャルワークの理論と方法、ソーシャルワーク演習、介護の基本、地域福祉の理論と方法、地域防災論、社会保障、チームアプローチ演習、生活支援技術、介護福祉実習、インターシップなど
入学者・卒業者数
入学者数
198人- 女子生徒数
- 176人
- 男子生徒数
- 22人
- 地元出身学生数
- 48人
- 入学者総数
- 198人
卒業者数
186人- 就職者数
- 177人
- 進学者数
- 9人
学部の特色
充実の各種資格取得・就職対策と学生サポート
本学では、学生一人ひとりの夢実現のために、免許資格取得を支援する体制を整備しています。福祉・保育・看護の各分野に関連する特別コースを設置し、免許・資格を生かした専門職への就職に直結するサポートを行っています。
●幼稚園教諭・保育士対策コース
・公立幼稚園・保育所受験対策
・面接指導、小論文指導、実技指導、エントリーシートの書き方講座
・地区担当による継続的就職指導
・希望就職先へのインターンシップの推進
・卒後訪問(就職先アフターフォローの実施と就職情報の収集)
●看護師・保健師・養護教諭対策コース
・看護師、保健師国家試験対策
・「学修成果確認講座」の実施
・学生一人につき複数教員による就職試験の支援体制
・養護教諭採用試験対策
●社会福祉士・介護福祉士対策コース
・公務員受験・社会福祉士・介護福祉士等の各種資格取得対策
・面接指導、小論文指導、エントリーシートの書き方講座
・担当教員による継続的就職試験指導
・学生の自主学習グループの育成
地域をフィールドに多彩なアウトキャンパス・スタディを実施
健康科学部では、地域をキャンパスとする実践教育を1年次から実施しています。早い段階から実社会を体験することによって、より高い実践力が培われるとともに、学修をより有意義なものにすることができます。また、本学では、各学科の専門性を活かした地域支援活動を積極的に行っています。こうした地域における体験は、中山間地域の特性や住民の暮らしを知る貴重な機会であり、人々の健康と生活を理解するうえでも、貴重な学びの場となります。
※写真は新見市伝統の「御神幸武器行列(通称:土下座まつり)」の様子。毎年10月15日に開かれ、厳かに進む大名行列に対し座って拝観する伝統行事です。毎年、多くの学生が参加してお囃子の演奏やお神輿を担いでいます。
専門的な知識と技術が身に付く少人数教育と地域に密着した実践教育
幼稚園・保育園の教諭、看護師、保健師、養護教諭、社会福祉士や介護福祉士には、専門的な技術と知識が必要とされると同時に、思いやりや痛みに共感する気持ちが大切です。本学では早期から、専門職としての徹底した技術指導と人間理解を重視した教育を行っており、スペシャリストとしての資質と幅広い豊かな人間性を身に付けることができます。さらに、地域をフィールドにした学修を通して、人間理解と専門技術を深めることができます。授業は少人数指導を重視しており、学生一人ひとりに合わせた丁寧で適切な指導を行っています。
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学べること
健康保育学科
地域ぐるみで支えあう保育“就学前教育・保育のリーダー”を育成
健康保育学科では、保育園、幼稚園、認定こども園、児童福祉施設などにおいて、健やかな子どもの成長・発達を見守る保育者を育成します。地域・行政と連携した学内の子育て拠点「子育てカレッジ」や、新見市内全ての保育施設と行政との連携による「にいみ方式教育支援センター」など、地域ぐるみの子育てを実践できる学修の場を数多く設けています。さらに、特別支援学校教諭一種免許状の取得も可能であり、発達障がい児の支援や病児保育についての科学的・医療的な知識を修得することができます。多様なカリキュラムによって、幅広い専門性と保育実践力を培い、より高度な知識と技術を身に付けた保育のプロフェッショナルをめざします。
●取得可能な免許・資格
幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、特別支援学校教諭一種免許状、社会福祉主事任用資格、児童福祉司任用資格、児童指導員任用資格、家庭相談員任用資格、防災士受験資格
「こども発達支援士」
健康科学、子どもの医療および音楽療育の関する講座の単位を修得することにより、大学から、すべての子どもに対応できる「こども発達支援士」の称号を得ることができます。
●主な進路
公・私立保育園、公・私立幼稚園、認定こども園、特別支援学校※、児童福祉施設、地方自治体の子どもに関する支援機関(子育て支援課、児童家庭支援センター、児童相談所、家庭児童相談室 等)、企業(保育職)、大学院進学 など
※特別支援学校の教諭となるためには、多くの場合、小・中・高の普通免許状の所持が求められます。(本学では幼稚園教諭を基礎免許としているため、受験可能な自治体・学校を選ぶ必要があります。)
【授業・講義】
実地体験実習
学科独自の科目である実地体験実習は、保育・教育・福祉の現場での活動に補助的に継続的に関わり、子どもの発達の理解を深めていく実習です。加えて令和6年度より、岡山医療センターや社会福祉法人旭川荘と連携し、医療・病児保育の現場を体験するほか、NiU新見駅西サテライト内の「ひだまりのいえ」で実施される発達支援の見学、保育をベースにした作業療法や言語聴覚分野のシミュレーション実習を通して、保育・教育・福祉の実践力を高めていきます。
看護学科
地域共生社会における全ての世代の“心と体の健康を支える看護専門職”の育成
看護学科では、人間力と看護力を備え、生命の誕生から人生の最期まで、人々の心と体の健康を支援する看護専門職の育成をめざしています。看護職として必要な知識・技能を修得できるように、健康レベルに応じた専門基礎科目、専門科目を設置。新見市の地域力を生かした看護学実習などを通して、地域における保健・医療・福祉と養護教育を推進し、健康課題の解決に向けたカリキュラムを設定しています。
また、看護師教育課程に加え、2年次後期に「訪問看護・地域看護コース(定員5名)」「保健師教育課程(定員20名)」「養護教諭養成課程(定員10名)」の選考を行います。学科内席次も選考要件とします。選考により、3年次前期より各コースの科目が履修できます。助産学専攻科入学試験合格後、単位取得によって、助産師国家試験受験資格が得られます。
●取得可能な免許・資格
看護師(国家試験受験資格)、保健師(国家試験受験資格)、養護教諭一種免許状、訪問看護・地域看護コース修了証※新見公立大学が授与する証書、助産師(国家試験受験資格)※助産学専攻科修了後
●主な進路
大学病院、公立病院、私立病院、地方自治体(保健師)、企業(保健師)、小・中・高等学校(養護教諭)、助産学専攻科・大学院進学 など
【授業・講義】
生活支援看護学実習
本科目は、通称「サテライト・デイ」を実践する、本学独自の取り組みです。公民館などにおける高齢者の集いの場において、老年期の健康課題や介護予防などをテーマに、健康チェックやレクリエーションなどを学生が企画・運営します。周辺地域の在宅高齢者を対象とするため、地域そのものが実習フィールドです。
サテライト・デイは、学生にとってサービス提供の場であると同時に、高齢者との交流を通して、山間地域での暮らしや高齢者から生活の知恵や豊かな人生経験を学ぶ場でもある、サービス・ラーニング(※)の実習です。地域の高齢者との温かな交流と企画運営の達成感を感じられる特徴的な科目です。
※サービス・ラーニング:教室における学修と、地域で行われる有意義な奉仕活動を組み合わせた体験的学修方法。
地域福祉学科
地域共生社会の基盤を創る“21世紀型スーパー地域福祉人材”の育成
少子高齢化や人口減少など、さまざまな課題を抱える中山間地域で求められるのは、複数の資格と創造的な知識・技能を持った、地域共生社会を支える福祉の専門職人材です。地域福祉学科では、講義や演習・実習、地域での学修を通して、社会福祉、介護福祉に関する専門知識や技術を体系的に学び、社会福祉士と介護福祉士の強みを兼ね備えた福祉職を育成します。また、専門性を強化する副専攻の設置や、防災士、社会保険労務士、行政書士の資格取得に関する法律系科目の開講など、めざす進路に合わせて多様な学びが可能です。
●取得可能な免許・資格
社会福祉士国家試験受験資格、介護福祉士国家試験受験資格、行政書士(国家試験受験対応)、社会保険労務士(国家試験受験対応)、各福祉職任用資格(社会福祉主事,児童指導員,家庭相談員)、社会調査士、アクティビティ・ワーカー、介護予防運動指導員、防災士受験資格、共生社会推進士※、地域介護専門士※
(※新見公立大学が授与する称号)
●主な進路
社会福祉施設、社会福祉機関、介護保険事業所、医療機関、地方自治体、国家機関、各省庁、大学院進学 など
【授業・講義】
地域防災論・地域防災演習
災害時において、福祉専門職が専門性を発揮し、被災者支援を行うことが期待されています。「地域防災論」では、自然災害、気象、災害医療、危機管理、災害時支援施策等を学び、「地域防災演習」では、主に救急処置や避難所開設の演習を実践的に行います。この2科目は必修科目であり、履修によって防災士資格試験の受験が可能となります。
問い合わせ先
【住所・電話番号】
岡山県新見市西方1263-2 新見公立大学 学生課広報係 TEL.(0867)72-0634