流通経済大学/私のイチオシ
産業の血液にたとえられる「物流」を、総合的な視点から学べた
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
地元にアウトレットができて街が変化する様子を見て、まちづくりや、ヒトとモノの流れについて学ぼうと思いました。私が入学した流通情報学部では、文系/理系といった枠を超えて、流通と、関連する情報テクノロジーとを総合的な視点から学ぶことができます。大学に入ってすぐに興味をもったのが「ロジスティクス」です。ロジスティクスとは物流を合理化し最適化していく概念を指す言葉ですが、私が学びたかったのはこういうことだ、と直観しました。2年次に専門分野のゼミを選択する際には、迷わずロジスティクスのゼミに入りました。
この学問のココがおもしろい
流通経済大学では1年次からゼミがあり、2年次以降は専門分野のゼミを選択します。私は「ロジスティクス」のゼミに入り、簡単にいうと目の前の一本のボールペンが工場から消費者の手に渡るまでをいかに効率的に行うか、といったロジスティクスの考え方を学びました。例えば「サービスエリアの駐車マス(※)不足」に関連する新聞記事を元にして、ゼミ生が2チームに分かれてディベート形式で論じたことがあります。現実に起きた課題を討論することで、その根底にある物流やロジスティクスへの理解が深まりました。社会で生じる課題には、正解などありません。そんな中でも誰かが対応を考え実践しなければ先に進めない、という思いが、学んでいるうちに強くなりました。今はニュースで物流の話題を見るたび、現場に居たら自分は何を考えどう行動するだろうか、と考えます。物流は“社会の血液”であると言われます。その血液を循環させて健康な社会を維持していくための基礎を学べたことが、流通情報学部で学んだ一番の収穫だと思います。
(※)駐車マス:車両を置くための空間や位置を指す交通・流通分野の用語。
キャンパスのお気に入りスポット
新松戸キャンパス1号館の2・3階には、学生が自由に活用できる快適なスペースが整っています。2階には学生ラウンジと就職キャリア支援センターがあります。3階の食堂はガラス張りの明るい空間で、食事の時以外は休憩や勉強に利用できます。メニューのイチオシはカツカレー。定番のカレーとは別に日替わりの一つに入っていて、カツカレーがある日は迷わず選んでしまいます。定番の唐揚げカレーも美味しいです。
食堂は一般開放もされていますし、オープンキャンパスでも利用できますので、高校生の皆さんもぜひ一度食べに来てください。