流通経済大学/私のイチオシ
法律を社会でどう運用していくか、事例を通して考えていく
法学部 自治行政学科 4年
坂口裕音さん
鳥取県・倉吉北高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私は警察官になりたかったので、どんな犯罪がどういう罪に問われるか、というところに興味がありました。そこで選択したのが、刑法のゼミです。法学部の専門ゼミは、3年生と4年生が一緒に活動するのですが、私が居た刑法のゼミでは全体を2班に分けてディベートを行っていました。最初は4年生が中心となって引っ張ってもらい、徐々に自分たちが中心となって討論の準備をしていくなかで、現実社会での刑法の役割について深く考える機会を得ることができました。
この学問のココがおもしろい
専門ゼミのディベートでは、さまざまなテーマや事例を扱いました。一つの問題に関して賛成反対を論じる賛否型のテーマもあれば、裁判型といって線引きが難しい事例を模擬裁判のような形で論じ合う場合もあります。似ているように見える法律や事案でも、中身がまったく違っていたり、判例を見て今回の事案はどちらに近いのか考えたり、座学では得られない学びが得られたと思います。法律は絶対的な規則ではなく、どう扱うかを考えることが難しいのだというところに、法を学ぶ面白さを感じました。
キャンパスのお気に入りスポット
地元から出てきて一人暮らしだったので、勉強は大学の図書館を主に利用していました。警察官の採用試験対策も、自前の対策本や問題集を持ち込み、図書館の資料も活用しながら進めていました。明るく静かで快適で、集中して勉強することができました。学生会の活動をしていたので、行事の準備や季節のディスプレー、また日本赤十字社と連携してキャンパス内での献血活動を行うなど、縦横無尽に駆け回った新松戸キャンパスはすべてが思い出の場所になっています。