文京学院大学/私のイチオシ
言語や文化から日韓の感謝行動を比較する
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
韓国と日本の言語文化に興味を持ち、現在、比較研究を進めています。韓国語に興味を持ったのは、高校時代にK-popを聴くようになり、その後、韓流ドラマを観るようになったのがきっかけです。最初は面白いと思って観ていただけでしたが、日本でのコミュニケーションスタイルと異なるところが多々あることに気づくようになりました。特に3年次に文化的・社会的に多様な背景を持つ人たちと互いに認め合い仕事ができる人材になることを目指して、異文化理解やPlain English(相手への伝わりやすさを考慮した明確で簡潔な表現の英語)を学べるGCIプログラム生対象のフィールドワークに参加しました。韓国の学生と交流し、コミュニケーションギャップがあることを強く感じたことがきっかけで、アジアの言語文化を研究するゼミでの卒業研究では、日韓の感謝の気持ちを示す行動の違いを研究しています。
この学問のココがおもしろい
高校生の時は韓流ドラマを受け身で観ていたので、セリフに違和感を覚えることはほとんどありませんでした。しかし、文化や価値観を含めて韓国語を学ぶ中で改めて観返すと、日本人と韓国人では言語感覚が異なっている点が見つかりました。たとえば、フィールドワークで韓国人学生と一緒に食事をした時、私たちはお皿や調味料を取ってもらうと、その都度「ありがとう」と言いますが、韓国の人たちは「ありがとう」を連発されると恥ずかしいと感じると言い、異なるコミュニケーションスタイルを取っていることがわかりました。大学では自分の専門分野についていろいろな角度から研究して深めていくので、同じ物事も今までと違った視点で見られるようになるのが面白いところです。
キャンパスのお気に入りスポット
私のお気に入りスポットは食堂の2階です。食堂は毎日たくさんの学生でにぎわっていて、ランチタイムになると、1階は満席になってしまうことも少なくありません。そのため、私は友人とよく食堂2階のスペースを利用しています。お昼休みや空きコマの時間はここで友人と過ごしています。天気がいい日は日光が当たるようになっていてポカポカと暖かいのも好きなポイントです。入学したら、ぜひ2階を利用してみてください。