文京学院大学/卒業後の進路
子どもが笑顔で成長できる社会づくりに貢献したい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
卒業後は福祉職の公務員として、子ども家庭分野で福祉に携わろうと就職活動に励みました。きっかけは、2年次に履修した講義で、児童養護施設で暮らす子どもたちの実情に触れ、こうした子どもたちへの支援に強い関心を持ったことでした。3年次の社会福祉の実習を終えてから本格的に勉強を始め、4年次になる前の春には地方自治体の説明会に参加しました。就職に向けて動き出してからは学内のキャリアセンターに通い、求人情報の確認、試験へのエントリー、面接指導まで手厚くサポートしてもらい、無事合格できました。特に模擬面接での丁寧な指導のおかげで本番では落ち着いて試験に臨めました。
キャリア選択のポイント
一番の決め手は「自分のやりたいこと、関心のある分野でやりがいを持って働くことができる」点です。公務員という枠の中でも、これまで学んできた福祉の知識をフルに発揮することで、地域住民の生活の豊かさに貢献できる点に強い魅力を感じ、この道を選びました。本当に困っている人を助け、状況を好転化させるには、しっかりと相手といい関係を作り、相手の気持ちを受け止めていくことが大切です。そのためには支援者自身が充実していないとダメで、充実したワーク・ライフ・バランスを実現できることもポイントになりました。
今後の夢・目標
一番の夢は、福祉専門職として悩みや不安を抱えた子ども・家庭への支援を通して、子どもたちが笑顔で安心して成長できる社会を一歩ずつ創り上げていくことです。そして、現在、社会問題化している児童虐待問題の解消に向け、一つひとつのケースから社会までを視野に入れ、現場の声をしっかり上に伝え、制度化するなど、現場の支援の充実に貢献していきたいと思います。また、多くの人にもっと福祉のよさを知ってもらうために、さまざまな機関と連携し、支援の輪を広げていきたいとも考えています。現在はその第一歩として4年次の2月に控える社会福祉士国家試験と精神保健福祉士国家試験の合格を目標に勉強を進めています。