文京学院大学/卒業後の進路
作業療法士として対象者の暮らしを支援できる上位資格取得をめざす
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
大学入学前から精神科の病院への就職を希望していました。人は誰もが時に落ち込んだり、気持ちがふさいだりするもので、そういう人たちの手助けをしたいと思ったからです。その気持ちは授業や実習を通して、さらに強いものになり、就職活動を始める頃には精神科領域の診療科がある病院に就職したい気持ちが固まっていました。病院を選ぶ際は大学内で行われた就職説明会で病院の説明を聞いたり、キャリアセンターで先輩方の資料を閲覧したり、先生方から情報をいただいたりして、比較検討しました。さらに4年次の8月に病院実習が終わった後は、説明会やネット情報だけではわからない点を自分の目で確認するため、見学を申し込み、3つの病院を見たうえで進路を決定しました。
キャリア選択のポイント
就職先を検討する際に大事にしていたのは、病院の雰囲気と仕事内容です。病院側から理念や治療方針、取り組みについて聞くだけでなく、それに対して患者様がどう感じているかを知ることが大事だと思い、病院見学では患者様の表情に着目して見学するようにしていました。患者様が楽しそうにリハビリに行っていて、いい笑顔を見せていれば、患者様ファーストの医療が提供されている証だと思います。また、就職を決めた病院は、説明してくださった職員の方の仕事に対する熱意が非常に強く、病院の掲げる理念が自分のめざしていることと重なっている部分も多く、ここで一緒に働きたいと思いました。
今後の夢・目標
病院内の業務だけで満足するのではなく、地域に出て人々の暮らしを支援するなど、広い範囲で活躍できる作業療法士になりたいと思っています。そのためにも作業療法士としてキャリアを積みながら、障がい者や高齢者が元気に家で暮らせるように支援する福祉住環境コーディネーター、患者さんの呼吸管理ができる呼吸療法認定士など、スキルアップにつながる、より専門性の高い上位資格を取得したいと考えています。そうした資格取得に際しては、大学で学び方や学ぶ楽しさを知ったことが役立つと思います。直近の目標としては、国家試験のための勉強で忙しい時期ですが、感染症の影響で1・2年次はオンライン授業が多かったので、卒業までに少しでもクラスメートや先生方との思い出をつくりたいと思っています。