千葉工業大学/卒業後の進路
環境問題を解決に導く力を持ったエアラインエンジニアになりたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
実家の上空が航路だったこともあり、飛行機の存在は日頃から身近に感じていました。進路について考えていた高校生の時、いつものように空を飛ぶ飛行機の姿を目にして、改めてその存在意義について考えました。
人間は自身の力だけでは空を飛ぶことができません。しかし多くの人が協力して不可能を可能にした飛行機の存在に、私はとても大きな魅力を感じました。私も航空業界で働き、島国である日本において国と国を繋ぐ重要な役割を果たす飛行機に関わりたいと考え、千葉工業大学 工学部 機械電子創生工学科に進学することを決めました。
大学では、航空機に必要な工学的知識と電気電子的知識の両方を学ぶほか、学内の「グローバルラウンジ」で英語力を高めることもできました。また、就職支援部で面接対策の指導も受けたことで、実際の面接のときにもリラックスして受け答えすることができ、希望していた航空会社に内定をいただくことができました。
キャリア選択のポイント
さまざまな経験ができるか。成し遂げるべき目標が設定できるか。国内・海外関わらず、社会に貢献できるかどうか。私はこの3つを念頭に進路を考え、エアラインエンジニアとして働くことを決めました。
経験は成長し続けるために必要であり、同時に探求心を高めることができます。また、社会人として仕事をする上で重要な活力を生み出すには、目標設定が必要だと考えました。社会に貢献できるという点では、国や都市を繋ぐ役割を担うエアラインで働くことで、たくさんの方の経験や思い出を作る手助けができると考えています。私自身、中学の頃に所属していたサッカーチームでイタリアに行き、貴重な経験ができました。これからはより多くの方々に、このような経験をしていただく手助けをしたいと思います。
今後の夢・目標
将来はエアラインエンジニアとしてグローバルに活躍し、航空業界における環境問題にも取り組みたいと考えています。
近年、自動車をはじめとするさまざまな業界で脱炭素化が叫ばれています。航空業界でも、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするという目標を掲げています。また、飛行機雲のために宇宙に放出されるべき熱が閉じ込められる現象など、解決せねばならない課題も存在しています。
私はこうした環境問題に真摯に取り組み、社内外のエンジニアや航空機メーカーと協力して解決の道を見つけたいと思います。