麗澤大学/私のイチオシ
発展途上国だけでなく、身近にもあった「私にできること」
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私が国際協力に関心を持ったきっかけは1本のCMでした。「妹の命を奪った水。生きるためには、飲むしかなかった。」というものです。当時中学生だった私に衝撃が走りました。日本では「当たり前」だと思っていたこと、そう思っていた感覚が、いかに幸せだったのか気づかされた瞬間でした。英語も苦手で、自分の見えない世界のことはどこか他人事、テレビや教科書の中の話。しかし、自分よりも小さな女の子が、「死」というものと隣り合わせていることや、汚い水でも飲まないと生きられないという、私にとっての「あり得ない」が当たり前になっている世界が存在していました。私たちが夢いっぱいの将来を笑って話すように、世界中の子どもたちが、迷ってしまうほどたくさんの選択肢の中から自分のやりたいことを選んで、それが素直に応援される世界にしたいと思い、今の道を選びました。
この学問のココがおもしろい
入学当時の私は、「世界のことをたくさん知るぞ!」「もっと広い世界に飛び出すぞ!」という気持ちでした。授業ではSDGsを中心に多様性のこと、日本や世界で現実に起きていること、自分たちには何ができるのかなどを学んでいました。次第に世界だけでなく、日本にも多くの問題があり、その解決に向けたさまざまな取り組みが行われていることを知りました。自分の中で考え方や感覚が変化していくのがわかりました。身近でもできるアクションはたくさんあることや、ある課題を解決するためには、複雑に絡み合い関係している事象を知らねばならないと学びました。学ぶにつれて視野の広がりを感じ、結果的にやりたいことや将来の夢に出会えたので、国際協力の分野を学べて良かったと思っています。
キャンパスのお気に入りスポット
「ひいらぎ」という学生会館(学食)がおすすめです。昼休みはたくさんの学生で混み合っているので、それ以外の時間帯で利用することのほうが多いです。私はそこで課題や自分のやるべきことを進めています。集中でき、お腹が空いたら2階のパン屋さんで小腹を満たして一息つきます! もう一つは校舎「あすなろ」の4・5階から見える夕焼けです。木や周辺の建物の影響が少なく、きれいに染まった空が見られます。何度見ても心を奪われ、麗澤大学を選んで良かったと感じるひとときです。