北里大学/私のイチオシ
患者の生活背景に沿った医療のための薬剤師
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私自身が小児喘息、アレルギー性鼻炎だったため、薬を身近に感じていましたし、母親が理学療法士なので、子どもの頃から医療職に漠然とした興味を持っていました。その思いが強くなったのは、中学生の頃に家族ががんになったことがきっかけです。医療を強く意識するようになり、薬物治療が病気に対する一般的な対処法ということで薬についても興味が湧きました。また、医療についての知識があれば少しでも安心できると思います。薬学科は最終学年で国家試験という大きな目標があるからこそ、勉強のモチベーションが保てます。
この学問のココがおもしろい
薬剤師は薬局で調剤する以外にも、病院薬剤師、スポーツファーマシスト、製薬企業など幅広い活躍の場があります。私は大学で学んでいく中で、医療とは「薬を飲んで病気を治す」という単純なものではなく、生活面の指導、精神面のケア、社会面のケアなど、さまざまな方面からのアプローチによって成り立っていて、薬もその一つであると考えるようになりました。患者さんの生活背景に沿った医療のためには、治療に必要な情報を患者さんから引き出すコミュニケーション能力が必要です。薬剤師は薬についての深い知識が求められますが、単なる知識ではなく、どうすれば患者さんに正しく伝わるかということを大切にしたいです。
キャンパスのお気に入りスポット
知識を深めることに積極的な人が多いことは北里大学の魅力の一つです。薬学部は試験が非情に大変ですが、学友と一緒に乗り越える達成感があります。相模原キャンパスの一般教育棟にある学生ラウンジや白金キャンパスの図書館は学生が勉強に勤しみやすい環境で、試験が近づくと至る所で勉強する学生たちの姿が見られます。
広い相模原キャンパス、白金の一等地にある白金キャンパス、それぞれでサークル活動ができるところも魅力です。ぜひ、両方のキャンパスを訪れてみてください。