北里大学/私のイチオシ
最新の設備環境で放射線治療の専門知識を身に付ける
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校2年生のときに、全身麻酔による手術が必要なほどの大きな骨折を経験しました。当時、診療放射線技師の方が「ゆっくり移動しますよ」「この体勢で痛くないですか」など親切な言葉をかけてくださり、細心の注意を払っていただいたおかげで、安心して検査を受けることができました。その経験がきっかけとなり、自分も思いやりを持って患者様に接し、信頼される診療放射線技師になりたいと思うようになりました。
この学問のココがおもしろい
大学での専門的な学びの中で、私の目指す診療放射線技師像や携わりたい部門、モダリティ(検査の種別)が明確になりました。また、チーム医療を学んだことで他職種の方々にも目を向けるようになり、職種間の連携の重要性について認識することができました。
私が最も興味深いと感じた専門科目は、放射線治療技術学です。放射線治療は診療放射線技師が放射線を用いて患者様の病態を目の前で直接改善させることができます。手術と比べて低侵襲的(体への負担が小さい)であり、手術ができない方や高齢の方に対しても治療ができるため、非常に画期的な治療法です。
キャンパスのお気に入りスポット
オープンキャンパスでは学生がキャンパスナビゲーターとして、学生視点でキャンパスを案内します。施設見学では主に2年生以上で過ごすことの多い医療衛生学部棟の施設の紹介があります。医療衛生学部棟は2020年7月に新校舎が完成し、最新の設備と環境が集約された教育研究施設となっています。医療衛生学部は4学科・6専攻で構成され、研究設備や実習室も多岐にわたっています。診療放射線技術科学専攻では、学内の実習で使用する、実際の検査機器に触れることができるので、ぜひ見学に来てください。