共立女子大学/卒業後の進路
家庭科を通じ、「人生に役立つ知恵」を伝えていきたい

※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
小学生の頃から手芸が好きで、学校の家庭科の授業も衣服の分野をはじめ、楽しく取り組んでいました。そのため、家庭科に自然と興味を持つようになりました。共立女子大学の家政学部 被服学科では中学校教諭と高校教諭の免許状を取得できるため、どちらを目指すか迷いましたが、「中学生のうちから家庭科のよさに触れてほしい」という思いから中学校教諭を志望しました。
また、民間企業への就職も視野に入れていたため、教育実習や教員採用試験と並行してアパレル業界への就職活動を行いました。その際は学生支援課のカウンセラーにエントリーシートの添削や面接練習を依頼しました。特に面接練習では励ましの言葉をかけてもらい、大きな自信につながりました。自分1人では気づけなかったことをアドバイスいただき、就職活動に役立ちました。
キャリア選択のポイント
元々家庭科は好きでしたが、3年次から始まる家庭科教育に関する授業を通じて、そのおもしろさをさらに実感しました。家庭科は「人が生きていくうえで最も必要な知恵が詰まっている」と学び、その大切さを伝えたいという思いから家庭科教諭を目指しました。
教育実習で訪れた中学校で、生徒と距離を縮めることができたのも貴重な経験となりました。3週間という短い期間にもかかわらず、生徒がたくさん話しかけてくれるようになり、最終日には「先生になって戻ってきてほしい」と言ってくれる生徒が多く、とても嬉しかったです。この経験を通じて、生徒と一緒に成長できる家庭科教諭になりたいと強く思いました。
今後の夢・目標
多感な時期の個性豊かな中学生と関わる中で、ときには難しい場面に直面することもあると思いますが、生徒の困りごとに応えられる、頼りになる先生になりたいです。生徒との関わりを大切にし、よい距離感でよい関係性を築きながら、家庭科教諭として家庭科が持つ「人生に役立つ知恵」をしっかりと伝えていきたいです。手芸や服作りといった自分の好きな分野も大切にしながら、生徒の心に少しでも残る授業を行いたいと思っています。