国際基督教大学(ICU)/私のイチオシ
国際関係学で広がった視野と学びの原点
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
大学1年次に、国際基督教大学(ICU)が提供する2か月の語学プログラムに参加し、カナダを訪問したことがきっかけです。カナダ滞在時、日本の元首相の銃撃事件のニュースを目の当たりにし、報道が国境を超え、人々のさまざまな感情を引き起こすほどの影響力を持つことに魅せられました。ジャーナリズムを専門にはせず、核問題・博物館のあり方・災害や事故など、興味の源を燃やし続け、国際関係分野の歴史・政治・現代社会を起点として、広く学んでいます。
この学問のココがおもしろい!
国際関係学では、国際関係理論や国際組織の枠組みだけでなく、地域研究やNGOの活動など、ミクロからマクロまで幅広い視点で学ぶことができました。国際条約を持続可能性の観点から分析したり、人権宣言や人道法を通してグローバルな正義を考えたりと、理論にとどまらない実践的な学びは大きな刺激となりました。当初は外務省や国連といった国際社会の主要機関に関心がありましたが、地域研究を進めるなかで、人々と直接関わりながら草の根の活動を積み重ねることにも魅力を感じるようになりました。国際関係学は環境学、法学、政治学、公共政策学、社会学、人類学など多様な分野とつながる学際的な領域であり、学ぶほどに興味が広がりました。その中で自分の専門を見つけていく時間は、とても有意義なものでした。
キャンパスのお気に入りスポット
湯浅八郎記念館です。ICU初代学長の湯浅八郎先生の民藝コレクションや、周辺からのご寄付を展示している博物館で、静かな学びのひとときを過ごせる場所です。湯浅八郎記念館に並ぶ土器は、ICUで発掘されたものだということには、誰もが驚きます。学芸員の方々は、「ICU生をはじめとするたくさんの人に来館してもらい、楽しく興味深い展示を展開する」ことを常に考えながら運営されています。「サステナブル」や「(江戸時代の)化粧」など、現代社会とも結びついた面白い展示がなされているので、ぜひ足を運んで欲しいです。学芸員実習もこの博物館で行ったため、私にとっては一番思い入れのある場所です。