東京工科大学/私のイチオシ
自分のデザインで人の心を動かし世界の課題を解決する
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校入学時に東京に上京してから、たくさんの美術館やデザイン展などに足を運んだり、綺麗なロゴデザインやグラフィックデザインを見たりしているうちに「私もデザインに関わってみたい!」と思うようになりました。東京工科大学に入学してからは次第に、自身の世界観を表現するよりも、普段の生活で当たり前のように使われている標識やサインなど、人々の支えになっているデザインをしたいと考えが変わってきました。通学の途中では、電車内の広告や街の看板を見て、デザイナーの意図を考えたりします。例えば、トイレの男女を分けるサインも施設によってデザインが異なりますが、デザインの意図を考えたり、違いの面白さから、よりデザインに夢中になりました。
この学問のココがおもしろい
入学当時はデッサンの経験がなく、絵の描き方すら知らなかったので授業について行けるのか不安でした。ですが、入学してからデザインとは「誰のために・何を解決して・どんなメッセージを・どうやって伝えるか」を考えられる力が大事であり、それを表現するのがデザイナーだと学びました。それからは、私にしかできない私なりのデザインを模索しながら課題に取り組み、課題解決に向けたアイデアを構築するようになりました。そういった意味では、東京工科大学のデザイン学部は一つの課題に対し、深く考えるのでデザイナー思考が身に付くと思います。現在は私のデザインで人の心を動かし、行動を変え、世界の課題解決に役立つようになりたいと思い、日々学んでいます。
キャンパスのお気に入りスポット
オススメしたい大学のお気に入りスポットは、各コースの学生が制作作業をする演習室です。私は視覚デザイン専攻*で、基本的にパソコンやノートで作業をするため、授業外の教室は常に整然とした静かな印象です。工業デザイン専攻*の演習室は道具を借りる時などに数回だけお邪魔したことがあるのですが、テーブルには模型や試作などが置いてあり、近くのホワイトボードにはたくさんのメモ書きと付箋が貼ってあります。人がいない時でも、賑やかさやを感じられ、それらを見ることで「私も頑張らないと…!」と喝が入ります。
*2024年4月より、視覚デザインコース、情報デザインコース、工業デザインコース、空間デザインコースに進化します。