東京電機大学/私のイチオシ
デザイン手法だけでなく、さまざまな工学知識を学べるのが魅力
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私はものづくりやデザイン全般に興味があったので、プログラミングやCGだけでなく、機械や回路の設計など、一通り学んでみたいと思っていました。大学では選択した学部・学科によって、学びの方向性が絞られますが、東京電機大学のデザイン工学科ならばデザイン手法だけでなく、電気、機械、情報などの工学知識を幅広く総合的に学べると知り、魅力を感じて入学を決めました。
デザイン工学科が取り扱う内容の幅広さに最初は圧倒されましたが、1年次にさまざまな課題や実習を経験したことで、「デザインとは何か」という自分自身への問いに答えを出すことができました。
この学問のココがおもしろい
「デザイン工学プロジェクトA(FBL)」では、FBL(Field Based Learning)という手法を用いて、大学外のフィールドで社会を観察して課題を発見し、その解決策を考える授業です。私はこの授業を通して人の行動を観察・分析することで新たな発見が生まれたり、空間デザインによって人の行動が変化したりする点が興味深く感じました。
例えば、通路の真ん中に置かれたベンチのせいで人の通行が妨げられるなど、普段私たちが当たり前に思っているデザインが実は不便さを生み出す原因となっている可能性があります。利用する人の行動を観察することで浮かび上がった課題を解決し、よりよいデザインが生まれていくと気付かされました。
キャンパスのお気に入りスポット
ものづくりセンターは、東京電機大学が重視する「ものづくり」の考え方を反映した代表的な教育施設なので、ぜひ訪れていただきたいと思います。技術スタッフが常駐しており、技術相談や加工指導にも親切に対応してくれます。造形サイズが異なる複数の3Dプリンタが常時利用可能で、授業や研究活動だけでなく、趣味のものづくりで利用する人もいます。学生なら誰でもこれらの最先端機器に触れることができるので、入学したらぜひものづくりに活用してください。