東京電機大学/私のイチオシ

私は以前からコンピュータに興味があったので、それに必要な電子回路や情報工学などの幅広い技術の知識を深めながら、実際にソフトウェアやハードウェアを設計したり、新たな技術を研究したいと考えていました。東京電機大学なら工学について深い知識と技術が身に付けられると考え、進学を決意しました。さらにオープンキャンパスで先輩に話を伺い、実験や実習の授業が多く、実際に手を動かして学ぶ機会が多いと知ったことが決め手となりました。また、卒業生の進路として製造に携わるさまざまな企業が挙げられていたことから、大学で学んだことが将来に生かせると感じました。

私の研究テーマは、コンピュータの部品であるマイクロプロセッサの性能を向上させるための機能拡張です。プログラムにおける「命令」とはプロセッサの機能を制御する信号であり、制御対象を追加したうえで命令を増やすと、より高度な演算が可能となります。私の研究では、家電や産業機器などのプロセッサに命令を追加し、性能向上をめざしています。高速化や機能拡張の例えとして、時計を思い浮かべてください。昔は壁掛けや置き時計だったものが、今は腕に付けられるほど小型化され、電話や電子決済の機能も追加されるほど便利になっています。このように既存の家電や産業機器に新たな機能を追加する、便利なプロセッサ、高速な組み込みシステムを実現することが私の目標です。

最先端機器が揃うものづくりセンターは、授業や研究活動以外にも活用でき、工学に関心のある人におすすめの施設です。また、学生が自由に利用できるラーニングコモンズは快適な学習空間で、ノートPCやタブレットを活用したグループワークに最適です。プロジェクターや画面共有機器が利用でき、ディスカッションやプレゼンテーションの練習にも使えます。