東京電機大学/卒業後の進路
建設業界の変化を導くリーダーになりたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
私の父が大成建設株式会社に勤めていたため、幼い頃から会社の方々によく面倒を見ていただきました。当時、建設業界はとても忙しかったと思いますが、スキーや釣りなど会社でのイベントもあり、仕事だけでなく遊びにも全力を尽くす企業というイメージがありました。そのような風通しのよい、アットホームな社風に憧れ、入社を志望しました。
キャリア選択のポイント
学生時代は設計分野を志望していました。建築について、設計から構造、材料、設備、施工、都市計画など多くのことを学んだことで、現在の業務に関わる建築施工分野に興味を持つようになりました。また、学会出席を通してセンスやプレゼン能力の重要性を認識し、自己を研鑽することができました。
研究ではコンサートホール内の観客の視覚に着目し、国内だけでなく海外にも足を運びました。公演中に席を移動して検証したり、カメラを使って調査するなど、データ収集の重要性を学びました。その後の検証でCAD操作を学んだことも、現在の業務に役立っています。
今後の夢・目標
建築施工の分野にも、AIやBIM(Building Information Modeling:PC上で再現する精緻な立体モデル)などの新しい技術が導入されています。しかし職人の技術に頼らなければならない部分は今でも多く、これからも重要なポイントとして残るだろうと私自身も感じています。そして今後予想される職人や技術者不足に備え、AI化やプレファブ(現場作業の省力・工程短縮)を進めると同時に、マンパワーを融合し効率化を図る必要があり、そのために必要な技術力や行動力を身に付けたいと考えています。また、これまでの建設業界のイメージを払拭し、楽しく、安全で、きれいな現場を実現する一助になりたいとも考えています。