東京電機大学/卒業後の進路
電気のある日常を支えるために、学び続ける技術者でありたい

※掲載内容は取材時のものです
※2026年4月より電子情報工学系に名称変更
どのように考えてキャリアを選んだか
大学時代は、わからないことを避けるのではなく、まずはやってみようという気持ちでさまざまなことに挑戦してきました。たとえば、電子工学ゼミでは初めてのCADに取り組み、使い方がまったくわからない中でも仲間や先生の力を借りて作図に成功。今では仕事で使う図面の資料作成にも役立っています。また、未経験ながらダンスサークルにも所属し、コロナ禍を乗り越えて学内外のイベントに挑戦。勉強やサークルを通じて、「まずはやってみる」という姿勢を大切にしてきました。
そうした経験を積み重ねてきたことが、現在の仕事の現場でもプラスになっていると感じます。
キャリア選択のポイント
在学中、台風の影響で自宅が一晩だけ停電したことがありました。その時に、電気が使えない生活の不便さを強く実感し、初めて「電気のありがたみ」を意識しました。それがきっかけで電力系のインフラに関わる仕事を志すようになり、三菱電機に入社しました。
入社1年目は発電所の工事計画や設計を行う部署に配属され、作業手順書の作成や先輩社員のサポートを通じて業務を学びました。その後現場常駐となり、電機盤の据え付けや電路構築、ケーブルの確認など施工管理業務にも従事。危険を伴う作業が多い中、無事故で業務を終えることができたときには大きな達成感がありました。現在は再び設計側の部署に戻り、現場経験を生かしながら業務に取り組んでいます。
今後の夢・目標

電力インフラの現場は日々進化しており、新しい技術や知識を柔軟に取り入れる姿勢がますます求められています。私自身も、常に「学ぶ姿勢」を忘れずに、研修や講座なども積極的に活用しながら、自らをアップデートし続けていきたいと考えています。
そのうえで、一つひとつの業務に真摯に向き合い、人々の暮らしに欠かせない「電気を支える仕事」に誇りを持った技術者をめざしています。