学習院女子大学/私のイチオシ
“食”を積極的に意識する「味わい教育」の魅力
国際文化交流学部 日本文化学科 1年
福山莉央さん
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
「生活文化演習II(味わい教育)」という授業で、フードコンシャスネス(味わい)教育を知りました。従来の味覚や栄養の教育とは異なり、“食”を積極的に意識するというもので、正解を求めない、価値観を押しつけないところに惹かれました。指導教員の品川明先生の学生の意見を尊重する授業スタイルは魅力の一つです。授業では五感を使ったアクティビティを実践します。五感を意識すると、味の感じ方は物理的感覚と科学的感覚に分類できるなど普段の生活では学べない体験をするうちに、夢中になりました。
この学問のココがおもしろい
特に面白いと思ったのは、“うま味”に関する授業です。正体がわからない3種類の水をそれぞれ口に含み、感じたことをまとめる実験でした。うま味の不思議なところは、単体ではわかりづらい点です。実際、うま味が含まれている水を飲んでみても味の違いはよくわからず、全てが塩辛く感じられました。しかし、うまみ成分のグルタミン酸とイノシン酸の2種類を混ぜた途端、だしのような風味が広がりました。単体だと美味しく感じられないうまみ成分を組み合わせることで美味しい味になることに驚きました。
キャンパスのお気に入りスポット
お気に入りスポットとして挙げたいのは「赤門」です。国の重要文化財に指定されている赤門は、かわいらしくて学女の象徴です。そしておすすめスポットは「図書館」です。パソコンスペースや個室の防音ブースなど、自習に最適な環境が整っているので、空き時間や課題を進める時にいつも利用しています。リモートアクセスシステムによって、自分のパソコンから蔵書の検索やレポートで使用する参考文献を確認できるなど、図書館はとても頼りになる存在です。