白梅学園大学/私のイチオシ
ICTを活用して、障害のあるなしに関わらず、共に学べる授業を実現
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
大学生になると、大学によってはノート型パソコンやタブレット端末などが配付される場合があります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、科目によってオンライン授業を取り入れることも増えました。どのような機器やデジタル教材・環境があったら、より学習に取り組みやすくなるのか。「教育情報学」では、そのようなことも学術的な方法を用いて考え、検証していきます。また、障害のある児童生徒がオンラインでの学習を進めるには、どのようにするとより快適になるのか。「特別支援教育」の知見を生かしながら考えることで、皆で共に学ぶ“インクルーシブ教育”の新しいカタチを創造していくことができます。
この学問のココがおもしろい
視覚障害があるために目が見えにくい生徒、聴覚障害があるために耳が聞こえにくい生徒、手足が不自由なために移動が困難な生徒、何らかの持病により自宅から外出することが困難な生徒、そして、障害のない生徒。さまざまな状況にある生徒が、1つの授業を一緒に受けることは可能でしょうか。私の研究テーマは「障害児・者への教育的支援におけるICTの活用」です。さまざまな状況にある生徒が1つの授業を一緒に受けられることをめざし、ICTを活用しながら“インクルーシブ教育”を実現する環境づくりに取り組んでいます。そして、一人ひとりの生徒にとって“見やすい・使いやすい”デジタル教材・環境とは何かに大きな関心をもって研究を進めています。
キャンパスのお気に入りスポット
私のおすすめスポットは、「教職教育・研究センター」です。このセンターでは、主に小学校や特別支援学校の教員免許状を取得する学生のサポートをしています。教育実習に向けたアドバイスはもちろんのこと、教員採用試験の合格に向けた支援や関連資料も充実しています。備品として教材を作成するための用具・用品やデジタル教科書、電子黒板などがそろい、模擬授業の準備もできます。また、学校現場で勤務経験のあるスタッフが常駐し、教員をめざす学生の不安や悩みの相談をいつでも受け付けています。そして何よりも、同じ目標を持つ仲間が集い、切磋琢磨しながら過ごすことのできる環境が最大の魅力となっています。