東京工芸大学/志望理由

私は建築家になるために建築学を勉強しています。小学生のときにテレビで木造住宅の特集を見たのがきっかけで建築に興味を持ち、「私もこのような建築を設計したい」と思うようになり、それ以来さまざまな建築を見るようになりました。
大学では、建築意匠、設計、都市計画、建築構造などを学んでいます。これらの授業を通じて、多様な視点から建築を考える機会を得て、実践的なスキルと知識を身に付けることができました。

私が東京工芸大学を選んだ理由は、建築を単なる技術としてではなく、社会・文化・環境と結びついた総合的な学問として学びたいと考えたからです。この大学には、意匠・構造・環境・都市計画といった多様な分野を横断的に学べるカリキュラムが整備されており、将来の設計活動に生かせる幅広い視点を養うことができます。さらに、建築コースでは実践的な演習や実習が充実しており、理論と実践のバランスの取れた学びができることも魅力的でした。実際の建築現場での経験や第一線で活躍する建築家との交流を通じて、実践的な知識とスキルを身に付けられます。

1年次から多角的な視点で建築を学ぶ中で、日本の建築が社会や環境に果たす役割の大きさを実感しました。特にデザインや計画の分野では、単に美しさや機能性を追求するだけでなく、地域の特性や人々の暮らしと調和する建築の重要性を深く理解しました。授業では、地域に根差したデザインの考え方や、公共性を意識した空間設計を実践的に学び、社会に開かれた建築のあり方を探求しています。また、「構造学」の授業では、建築物の安全性を確保するための基礎から応用までを学び、耐震性や耐久性を考慮した設計手法を修得しました。実践的な課題を通じて、意匠と構造のバランスを取る難しさとその重要性を身をもって理解するとともに、両者を融合させた建築のあり方を模索しています。さらに、デジタルツールを活用した設計手法にも取り組みました。BIMやCADなどの設計ツールを用いて、建築物の形状や構造を視覚的に検証しながら設計を進めることで、より精度の高い計画を立案できるようになりました。この技術を活用することで、プロジェクト全体を俯瞰し、計画的かつ効率的にスキルを磨いています。