しょうなんいりょう

湘南医療大学

私立大学 神奈川県

湘南医療大学/私のイチオシ

異分野の研究者と自由に議論できるオープンラボなど魅力的な環境

顔写真
薬学部 細谷龍一郎 先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

最近、「しゃっくり」をしましたか? 実は、「しゃっくり」がなぜ起きるのか、その仕組みはまだ完全には解明されていません。「しゃっくり」は、横隔膜が痙攣することで引き起こされる現象ですが、ストレスや体調、薬の影響など、さまざまな要因が絡んでいます。私が研究している分野では、特に薬の副作用による「しゃっくり」に注目しています。救急医療やがん治療の現場では、「しゃっくり」によって眠れなかったり、術後の傷が痛んだりといった苦しみを抱える患者さんがいます。これまでの調査で、薬の副作用で起こる「しゃっくり」の発症には性差(成人では男性がほとんど!)があり、特定の薬がしゃっくりを誘発しやすいことがわかってきました。ただし、その詳細なメカニズムはまだ謎に包まれています。

この学問のココがおもしろい!

私の専門分野では、「しゃっくり」という一見マイナーな副作用に焦点を当てていますが、これは患者さんにとって非常に深刻な問題です。このように、実際の医療現場で特に薬物治療の中で発生する課題を研究することは、薬剤師としての大きなやりがいとなっています。また、現代の医療では、これらの臨床的な問題がデータとして蓄積されるようになり、それを活用する研究の可能性が広がっています。私たちの研究室では、「しゃっくり」に限らず、多様な副作用や患者さん、そのご家族が抱える問題点に対して、ビッグデータや計算科学の技術を用いてアプローチしています。このデータ分析を通じて、より良い治療法やケアを提案することをめざしており、医療現場の課題解決に貢献できる点が、この学問の非常に興味深いところです。

キャンパスのお気に入りスポット

湘南医療大学にお越しいただいた際には、ぜひ学舎の明るい雰囲気を体験してください。湘南医療大学のキャンパスは、一般的な大学の無機質な空間とは異なり、壁紙や随所に飾られたお花が特徴で、まるでホテルのような明るい空間が広がっています。学生が立ち入るほとんどの場所がこのような雰囲気に包まれており、リラックスしながら学べる環境が整っています。オススメなのは、オープンラボ形式の研究室です。複数の研究室が1つの大きな実験室を共有しており、異なる分野の研究者と自由に議論ができる点が魅力です。この環境により、教員間や学生との距離が近く、大学全体が和やかで協力的な雰囲気に包まれています。また、教員の多くが臨床経験を持ち、患者さんを第一に考えた講義を行っているため、学びのモチベーションを高められる点も見どころです。ぜひ足を運び、キャンパスの魅力を実感してください。

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