愛知医科大学/志望理由

私が看護師をめざしたきっかけは、母が体調を崩した際に自分が何もできなかったという経験からです。当時まだ幼かった私は、母のつらそうな様子を見ても何をすればいいのかがわからず、病院での受診時に、私にも医療の知識があれば母の苦しさを軽減することができたのではないかと思いました。この経験をきっかけに医療系の職業に興味を持ち、どのような職業があるのかを調べていく中で、患者さんを一番近くで支えることができる看護師を志すようになりました。

地震などの災害現場で活躍する医療者を知り、急性期医療や災害医療に興味を持ちました。愛知医科大学には、ドクターヘリを持つ三次救急の附属病院があるので、医療を身近に感じながら勉強ができる環境が魅力です。また、大学には医学部があり、1年次からチーム医療を学ぶ機会が豊富です。細分化する医療に対応していくためには、多職種連携の学びがとても大切だと考えていたことも選んだ理由の一つです。

授業や実習を経験する中で、患者さんにしかわからない苦しみや痛みがあることを知り、医療者として望む方向と、患者さんの求める方向、家族が求める方向が必ずしも一致するとは限らないということに気づきました。その際に、患者さんはもちろん、家族にとっても最善の選択ができるような支援を行いたいと思いました。そのために、必要な知識や、コミュニケーション能力を身に付け、患者さんのために考え続けられる看護師になれるよう努力したいと思います。