京都ノートルダム女子大学/先輩の学生生活体験記

私の高校生活といわれると一番に思い浮かべるものは部活動です。私は吹奏楽部に所属し、毎日練習に明け暮れていました。様々な場所での演奏は貴重な経験でした。その中でも毎年ゴールデンウイークに行われる定期演奏会は中学と高校合わせて100人を超える部員全員で作り上げるもので、練習も大変でしたが、終わった後の達成感は今でも覚えています。

私は小さい頃からの夢であった司書資格の取得にむけて、また大学在学中に興味を持った観光学や、日本の文学、文化について学んできました。その中でも自分が成長できたと感じるのはキャリア形成ゼミで「コロナと共存する新たな観光」を嵐山の商店街の方々と考えたことです。私の所属していた班はSNSを活用し、嵐山で働く人の魅力を伝える活動をしました。実際に訪れて見てきたものから企画を考え、実行し、そのデータから成果を発表するという、社会において必要となることを体験する貴重な経験ができ、成長につながったと感じました。

私は先生や学生同士、気軽に話すことができるアットホームな環境に魅力を感じています。少人数の授業や担任制度もあり、困ったことがあっても相談しやすい環境です。また、少人数制のクラス授業ではクラスメートとの交流も多くあり、友達も作りやすいと思います。ゼミ活動も少人数であり、卒論の進展などを一人ずつじっくり話す機会があります。就職活動では女子大ならではの女性向けの就職活動の情報が豊富で、サポートも手厚いと思います。

大きな分岐点が迫り、たくさん悩む時期だと思います。自分の選択が正しいのかと考えることがあるかもしれません。私自身、胸を張ってあの選択が正しかったといえるものは殆どありません。あの時ああしていればと「たられば」ばかりです。ですが、正しいかはさておき、この選択をしてきたことでこの素敵な出会い、経験がたくさんありました。どのような選択をしても素敵な未来が待っているものだと思います。なので、迷い悩むことも楽しみながら自分が思う道へと歩み進めてください。皆さんに素敵な出会いや経験が待っていることをお祈りしております。