関西外国語大学/私のイチオシ
ホスピタリティの発揮で広がる世界
外国語学部 英米語学科
長井聖子先生
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
日本でホスピタリティというと、「おもてなし」や「サービス業の人が身に付けるべきマナー」と一般的に考えられています。しかし、本来のホスピタリティは、もっと広くて深い概念です。例えば、自分がレストランのアルバイトだとして、重度のアレルギーをもった方が来店されたらどう接しますか?食に関わる企業にとって、お客様の健康と安全は最も重要で、食品アレルギーは絶対に起こしてはならない問題です。だからこそアルバイトといえども、食品アレルギーや食材について知っておく必要があります。真にお客様をもてなすホスピタリティを発揮するには、「知識」を身に付ける必要があるのです。
この学問のココがおもしろい
どんなことでも自分が望む結果を得るためには、しっかりとした「準備」が必要です。人に喜んでもらえるホスピタリティを実践できるかどうかも、どれだけ「準備」ができているかにかかっています。私は客室乗務員をしていたとき、何度か政府の要人の方が外遊するフライトを担当しましたが、そのときには何のための外遊か、訪問先の国と日本はどのような関係なのかなどを勉強して臨みました。知識や情報を収集して十分な準備を行うという、ホスピタリティの基本が身に付けば、仕事だけでなく人生の全てに生かすことができます。
キャンパスのお気に入りスポット
キャビンアテンダント(CA)採用数日本一の本学が誇る「エアライン演習室」です。航空機の客室やチェックインカウンターが再現された本物さながらの設備があります。オープンキャパスに訪れた際は、ぜひのぞいてみてください。