倉敷芸術科学大学/私のイチオシ
魚類をはじめ多様な水生生物の研究に興味津々
生命科学部 生命科学科 2年
廣瀬洋介さん
新潟県立十日町高等学校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校時代、生物部で希少魚シナイモツゴの研究を始め、魚類に興味をもちました。また水生生物の研究で知られる斎藤憲治氏の著書『くらべてわかる淡水魚』を読み、淡水魚に強くひかれました。岡山県には天然記念物のアユモドキや希少魚のスイゲンゼニタナゴなど多くの淡水魚類が生息しています。そんな岡山で淡水魚の研究がしたくて倉敷芸術科学大学に進学しました。タナゴ亜科魚類に関する研究者・山野ひとみ先生がおられることも決め手になりました。
この学問のココがおもしろい
生命科学科ではフィールドワークを中心に生物の生態や自然環境を学ぶことができます。魚類をはじめ多様な水生生物の研究を通して、将来は水族館、水産業、研究者など水生生物や水環境に関する分野で活躍できる知識と技術が身につけられます。夏の暑い日や冬の寒い日に野外調査を行うのは体力的にきついと感じることもありますが、自ら調査・研究し、それによって得られた貴重なデータを基に考察することはとても面白く、やりがいが大きいです。
キャンパスのお気に入りスポット
5号館の1階にある水槽室がお気に入りです。生命科学科では学生が1台ずつ水槽を管理しており、好きな生物を飼育することができます。一般的に研究室に所属して学ぶのは高年次からですが、山野先生には1年生のときから指導していただいています。このように学生が希望すれば低年次からでも本格的な研究ができるのは、生命科学科の魅力です。1年生のときの研究成果が「岡山県自然保護センター研究報告」に掲載されたときは、うれしかったです。