総合課程の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
総合課程/機械工学専攻(20名)
総合課程/電気工学専攻(20名)
総合課程/電子情報工学専攻(20名)
総合課程/建築工学専攻(20名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
プロフィール
●将来の進路に沿って選べる4つの専攻に分かれて学ぶ
4つの専攻を設置した総合課程では、徹底した少人数の実践的教育訓練により、プロセスイノベータ(設計されたものを実際に作っていく一連の工程の中で、その製造技術を革新できる技術者)を育成します。
【キャンパス】
本キャンパス
【学生数】
366人(2023年4月5日現在)
【専任教員数】
98人(2023年5月1日現在)
【大学院】
職業能力開発研究学域
総合課程/機械工学専攻
【講義・学問分野】
工学材料、基礎製図、機械加工学、メカトロニクス工学、接合工学、生産システム工学、機械設計、計測制御工学 など
総合課程/電気工学専攻
【講義・学問分野】
ディジタル電子回路、電気回路論、メカトロニクス機器、機械工学概論、送配電工学、制御工学、FAシステム工学、新エネルギー工学 など
総合課程/電子情報工学専攻
【講義・学問分野】
電子情報数学、計算機工学、情報理論、インターフェース工学、通信工学、高周波工学、画像処理工学、暗号と情報セキュリティ など
総合課程/建築工学専攻
【講義・学問分野】
建築計画概論、建設材料、建築法規、建築設計製図、鉄骨構造、内装実習、建築維持保全・性能評価、建築設備実習 など
学部の特色
将来の進路に沿って選べる4つの専攻に分かれて学ぶ
職業能力開発総合大学校は、職業能力開発促進法により設置されている省庁大学校ですが、独立行政法人大学改革支援 学位授与機構により大学の学部に相当する教育を行う課程(修業年限4年)と認定されています。これにより卒業生には、日本で唯一の「学士(生産技術)」の学位が授与されます。
総合課程には、「機械工学」「電気工学」「電子情報工学」「建築工学」の4専攻を設置しています。各専攻の定員は20名で、実験・実習時間は総授業時間の約6割(3,500時間)に達します。このように徹底した少人数の実践的教育訓練により、「ものづくり」に必要な知識・技能・技術を身に付けていきます。
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学べること
総合課程/機械工学専攻
機械工学を広く深く学び、ものづくりを通して応用力と問題解決能力を養う
材料力学、機械力学、流体力学、熱力学を基礎とし、そのうえで生産技術に関わる材料、設計、加工、計測、生産システム、メカトロニクス、制御、保全、管理等の分野、また、DXの推進に必要な産業機械の自動化技術などについて、講義・演習・実験・実習を体系的に組み合わせたカリキュラムを提供します。
技能を修得する過程で発生する現象の実験的・理論的な解明を通じて、幅広い問題解決能力及び第4次産業革命に対応できる能力を養います。さらに新製品とその生産方法を自ら創案できる設計・生産能力の基礎を習得することで、産業界が望む実践力と、生産現場で指導的役割を担うことのできる能力を兼ね備えた技術者を育成します。
【授業・講義】
機械加工実習
生産現場で使用される工作機械の元となる旋盤、フライス盤を用いて、鋼を削る切削加工を学びます。学生1人につき1台の工作機械を使用し課題を製作していきます。指定された図面通りにどうやって作るかを考えながら、基本的な機械加工を安全に行える作業を身に付けます。
総合課程/電気工学専攻
クリーンエネルギー発生からスマートシステム“まで”対応できる次世代電気エンジニアをめざす
電磁気学、電気回路論を基礎として、その上で電力システム、電気機器、自動計測・制御などの専門分野の講義・演習・実験・実習を行う、体系的に組み合わせたカリキュラムで学びます。卒業研究では自身の興味のある分野を中心に、エンジニアとして諸問題を正しく把握し原因究明、適切な対策を提案できる能力を養います。
仮想空間での運用も含めたロボットのシミュレーション・制御技術、回路シミュレーションを組み合わせた太陽光発電の高効率化技術、エコマテリアルなどの材料、電気化学を含む環境関連の知識もカリキュラムには含んでおり、DX・GXに対応した開発から製造、運用、廃棄までを一貫してリードできるエンジニアを育成します。
【授業・講義】
コンピュータプログラミング実習
コンピュータは、生産現場や様々なシステムの制御に用いられています。この実習では、コンピュータを高度に使用するうえで欠かせないプログラミングを学習し、上級年次での実習に欠かせない知識を習得します。
総合課程/電子情報工学専攻
電子・情報・通信技術を通じて、便利で豊かな未来に貢献する
電気・電子工学、情報工学、通信工学を基礎とし、その上で生産技術と関係する電気回路、電子回路、計測・制御、IoT、クラウドやビッグデータ等の分野について、講義・演習・実験・実習を体系的に組み合わせたカリキュラムを提供します。
実際の現象観察を通して、科学的思考法、生産現場に必要な問題解決力を養い、新製品や生産プロセスを設計・製作・評価するための基礎能力を習得することで、人とのインターフェイスに関わる製品開発やDXが進む現代の生産現場で活躍できる技術者を育成します。
【授業・講義】
電子機器組立実習
国家検定として実施される技能検定「電子機器組立て」の課題を用いて、電子機器のものづくりの基本である、はんだ付け、電子回路の組立て、部品取付けなどを確実に行うための技能を習得します。さらに機器のトラブルに対して、修理箇所の発見と対処法の技能も身に付けます。
総合課程/建築工学専攻
空間を創造する楽しさ・建物を造り上げる達成感を実感できる、おもいを形にする建築技術者へ
計画・設計、構造、環境・設備、構法・材料・施工を基礎とし、その上で主要構造である木造、RC造、鉄骨造などを中心とした建築の生産技術を構築するための講義・演習・実験・実習を体系的に組み合わせたカリキュラムを提供します。
技能を習得する過程に発生する現象の実験的・理論的な解明を通じて幅広い問題解決能力を養い、建築物の生産方法を自ら提案できる設計・生産能力の基礎を習得することで、建築工事の技術・技能と生産現場で指導的役割を担う能力を兼ね備えた技術者を育成します。また、木造からRC造までの建築物の設計から維持管理までのライフサイクルを総合的に管理できるBIMなどのDX関連技術についても理解を深めることができます。
【授業・講義】
鉄筋コンクリート実習
小規模な鉄筋コンクリート造(RC造)建物の躯体について、基本計画と実際の施工(鉄筋・型枠などの加工と組み立て、コンクリート打設)をグループワークにより行い、RC造の施工の流れを理解します。併せて、躯体の施工について工程管理や安全管理を行い、建物を完成させるまでに必要な施工管理の要点を学びます。