就職に有利な大学を見極めるためのチェックポイント
子どもの志望校決定時には「就職に有利かどうか」も大切なポイントです。 大学側の就職支援体制はさまざまであり、就職に関する情報提供やインターンシップ、キャリア教育をきめ細かく行う大学が増えています。 また、地方の大学は就職活動面で制約があると思われがちですが、地方在住が不利にならないようバックアップしてくれる場合も。 子どもに「どんな職種に就き、どこで働きたいか」を考えさせ、志望校がその希望に合うサポートを行っているかもあわせて調べましょう。
就職活動の一般的な流れ
時期 | 就職活動の流れ | 大学の就職サポート例 |
---|---|---|
1~2 年生 |
・自分の将来について考える(自己分析) ・業界研究 ・早いケースでは、1年頃からインターンシップに参加 |
・適性検査の実施 ・キャリアに関する講義で自己理解を深めさせる ・資格取得など各種スキルアップ講座を開催 |
3年生 春~夏 |
・就職ガイダンスに参加 ・企業や職種の研究 ・インターンシップの申し込み |
・就職ガイダンスや業界研究セミナーを開催 ・OB/OGの講演会を開催 ・インターンシップ支援 |
3年生 夏~冬 |
・インターンシップに参加、仕事の現場を見る ・OB/OG訪問 |
・希望企業のOB/OGを紹介 ・自己分析の仕方やエントリーシートの書き方を指導 ・学内合同就職説明会を開催 |
3年生 3月~ |
・会社説明会スタート ・興味のある企業にエントリー、本選考準備 |
・就職活動に向けたマナー研修、服装研修などの実施 ・キャリアセンター(就職課)での個人面談 ・模擬面接や模擬試験の実施 |
4年生 6月~ |
・本選考スタート ・内々定 ※外資系企業など、早めに内々定を出す企業もあり |
・未内定者対象のガイダンスや個別面談の実施 |
4年生 10月 |
・内定 |
就職に有利な大学のチェックポイント
就職サポートは、大学によって充実度に大きな差があります。下記の観点から子どもの志望校についてチェックしてみましょう。
就職状況、就職率
志望校の就職状況(学部・学科ごとの就職先や就職率など)
ゼミ・研究室と企業との連携・共同研究
大学と企業が共同で取り組んでいる研究などの事例
就職支援の充実度
上記の表の就職サポート例にあるような、大学主催のイベントが時期に応じて開かれているか
キャリア開発プログラムがあるか
1、2年時から、学生の将来設計を支援するキャリア教育が実施されているか、キャリアカウンセラーや相談員がいるか