定期テストと大学受験の関係 保護者ができる定期テスト対策

中学・高校の6年間、学期ごとに実施される定期テスト。高校生にもなると、テストへの取り組みは子どもの自主性にまかせる保護者の方も多いようです。しかし、定期テストは大学受験につながる重要なテストだということはあまり知られていないようです。そこで、今回は定期テストと大学受験の関係についてお伝えします。

学年別 保護者ができる定期テスト対策

子どもが高2の場合 成績の「差」がつき始める重要な時期

高校での中心学年である高2は高校生活が最も充実するため、定期テスト対策をおろそかにしがちです。逆にいえば、高1のときに、思うような成績が取れなかった場合でも、高2で「予習→授業→復習」のサイクルを守り、定期テスト対策をコンスタントに行うことで、受験生になったときに大きなアドバンテージを得ることができるチャンスの年でもあります。
部活や学校行事が忙しくとも、学習習慣をしっかりと守らせることが大切です。

平日の勉強時間と学力との関係 ベネッセコーポレーション調べ
上位層は成績上位から20%、下位層は成績下位から20%の生徒を対象に集計したもの。

保護者の声

「高2は中だるみの時期」という言葉を都合よく受け取り、成績の下降を甘く見ていて痛い目に遭いました。子どもはうるさがるかもしれないですが、大学案内を集めたりオープンキャンパスへ出掛けたりすれば受験生意識も高まり、日ごろの勉強にもやる気が起きるかもしれません。
(静岡県/M・K/女性保護者・45歳)
部活をしていたので、親が注意しても疲れて寝てばかりいて、学習時間の不足が気になった。高校でも部活を推奨しながらも学習時間を3時間取るよう言われていたが、絶対的に不足していた。朝早く起きて勉強するなど、工夫して学習時間を確保することが大切。3年になってからの学習時間と成績の伸びを見ると、1、2年でもっとやっていれば第1志望以上の大学に合格していたのでは、と悔やまれる。
(栃木県/T・O/女性保護者・49歳)

子どもが高3の場合 受験勉強と定期テスト対策を両立

高3で履修した科目を入試科目として使う場合は、定期テスト対策が入試対策に直結するので問題はありませんが、「大学入学共通テストでしか使わない科目」や「入試で使わない科目」の定期テスト対策をどうするか、悩む子どもが多いようです。
難しいところではありますが、社会で必要となる一般常識は、「入試で使わなかった知識」が土台となる場合も多くありますので、メリハリをつけて両立するよう、声をかけるのも手です。

大学生の声

「曜日ごとに勉強の目的を変える」

平日は受験勉強、土曜日は次の週に必要な予習・宿題などをする、日曜日は予備日(平日or土曜日にできなかったことをする、予定どおりできたときは+αで何かする)という感じで、曜日によってやることを変えていました。
(大阪教育大合格)

「受験に使わない科目も完全には捨てないで」

定期テストよりも受験が大事だと思います。ですが、定期テストで赤点を取ることは周囲の人にやる気がないと誤解されてしまうと思います。だから、定期テストのみの科目はせめて赤点を取らないぐらいには勉強する必要があると思います。
(大阪府立大合格)

保護者の声

高3の5月ごろは、まだ大学も絞りきれず悩んでいたようです。先生にもいろいろ相談していた模様。ただ推薦入試(2021年度より学校推薦型選抜)を希望していたので、とにかく成績を落とさないようにがんばっていました。
(茨城県/R・H/女性保護者・45歳)
部活をしながらの勉強だった。受験勉強・学校の勉強・部活との両立について本人は、「夏休みの大会までは部活をさせてほしい。受験勉強はそれから始めるから」と言っていたので、子どもを信じて子どものしたいようにさせた。部活を引退してからは一生懸命受験勉強に取り組んだので、信じてやることも大切だと思った。
(広島県/Y・K/女性保護者・53歳)