東海調理製菓専門学校

最初は調理か製菓かで迷っていました。でもオープンキャンパスに参加して、本校を卒業した先輩が洋菓子の世界大会で銀メダルを取った時の作品に出合い、絶対に自分もこの世界大会に出場し、金メダルを取ろうと思ったんです。それで、東海調理製菓専門学校の製菓技術科に決めました。他にも先生と学生の仲の良さや、研修レストラン「カザリス」で本当にお客様に提供するお菓子づくりを学べるということも大きな決め手でした。

校舎入り口の階段を上がると、２階ロビーの周囲に、近年のコンクールで先輩たちが上位受賞したケーキや飴細工などの作品がたくさん展示されています。中には、これが本当にケーキ？と思えるほどの繊細なデコレーションが施されている作品も多く、もしかしたらお菓子づくりに対する常識が変わるかも知れません。私は、ここで先輩の作品を見て感動して、絶対に自分もこのコンクールに出て金賞を取ろうと自分に誓いました。

授業や実習の良さだけでなく、部活動やゼミ活動について先輩や先生に質問するとよいと思います。たとえばベーカリー部は、調理や製菓といった学科に関係なく、誰でもパンづくりについて学べますし、コンクール部はさまざまな調理・製菓技術のコンクールに向けてみんなで真剣に練習を行います。他にもさまざまな部活やゼミ活動があり、製菓の授業や実習だけでは学べない技術を身に付けられるチャンスがいっぱいです。

もともとお菓子づくりが好きで、高校生の時も自宅でいろんなお菓子をつくっていました。でも本校のオープンキャンパスに参加した時、先生から材料を入れる順序とその理由を説明していただき、自分のやり方が違っていたことを発見。ただ作り方を学ぶだけでなく、深い学びにつながりました。たくさんある製菓の専門学校の中でどこが自分に向いているのか分からなかったのですが、この体験がきっかけとなって、本校に決めました。

学校の近くにある研修レストラン「プティ・カザリス」。ここでは学生が自分たちで仕込み、製造したお菓子やパンを販売しています。普段の授業とは違い、実際にお客様に商品をお出しするわけですから、みんなとても緊張感のある中で作業をしています。オープンキャンパスでは、私たち学生の 楽しそうな顔にたくさん出会えると思いますが、そんな真剣な学びの場所もあるということもぜひチェックしてくださいね。

スタッフとしてオープンキャンパスはこれまで５回参加し、実習のサポートをしながら高校生の皆さんとお話ししてきました。その中で本校の学びに対する疑問をお聞きするたびに、自分も高校生の頃には同じことを疑問に思い、先輩に尋ねていたことを思い出しました。先輩が私にしてくれたように、私も皆さ んの気持ちが楽になるように気軽に声をかけなくてはと思いました。もし何か不安や疑問があったら、遠慮せずに私たちにぶつけてくださいね。

調理を学ぶことは決めていましたが、学校選びで迷いました。この学校に決めた理由は、調理師と製菓衛生師がどちらも取得できるＷライセンス制度があること、オープンキャンパスで設備の充実ぶりに驚いたこと、先生と先輩の話から、学校生活が楽しそうだと思ったこと。でも一番の決め手になったのは、研修レストラン 「カザリス」があり、学生時代に仕入れから調理、接客まですべてリアルに学べるということでした。

さっきも言いましたが、一番の見どころは、研修レストラン「カザリス」です。ここでは、学生が実際に仕込みから調理まで行った和・洋・中の料理や、パン、ケーキなどが販売され、近所のお客様で毎日にぎわっています。ただし土日は休業なので、高校生はオープンキャンパスで必ず見ておくとよいと思います。本校の先輩たちが、とても楽しそうに、そして真剣に仕事（本当は実習）している姿が見られるはずですから。

オープンキャンパスでは先生や先輩が気軽に話しかけてくれるので、必ずみんなと仲良くなれます。こうしてたくさんの人と顔見知りになっておけば、入学してからすぐに友達ができますから、オープンキャンパスは何度も参加した方がよいかも。また調理をめざす人も、将来、レストランに就職したら絶対にデザートの勉強が必要になるので、今のうちに製菓のオープンキャンパスにも参加して、資格取得のことも考えておくとよいですよ。