使い方間違ってない?言葉が引き起こした赤っ恥勘違い事例
今回紹介する3つの言葉は、実際に高校の先生が聞いた間違いをもとにしたもの。間違ったまま覚えていて、学校生活や大切な面接の場面などで恥をかかないように、正しい言葉の使い方を覚えておこう!
「気が置けない人だね」って…?
友達と話していたら、「気が置けない人だね」って言われたけど、…これって、どういう意味?
下の選択肢から、正しい意味を選んでみよう。
1.遠慮して、気を許すことができない
2.打ち解けて、気軽に接することができる
正しい意味は、2。
「気が置けない」は、「打ち解けて、気軽に接することができる」という意味で、「気の置けない」ともいう。これを「油断できない・気を許せない」などの意味で用いるのは誤り。つまり、「気が置けない人」とは、言われてうれしいこと。
日常生活のなかで正しく使えるようにしよう!
「八方美人だね」って言われちゃった!
友達と話していたら、「八方美人だね」って言われちゃった!…これって、どういう意味?
下の選択肢から、正しい意味を選んでみよう。
1.どこから見ても美人
2.だれからもいい印象を持たれている人気者
3.だれからもよく思われるようにうまくふるまう人
正しい意味は、3。
「八方美人」は「だれからもよく思われるようにうまくふるまう人」の意味で、あまりいい意味では使われない。「どこから見ても美人」というほめ言葉ではないので要注意。ほめ言葉のつもりで、友達に使わないようにね。
「シンシに受け止めるように」ってことは…?
先生から、「シンシに受け止めるように」と言われた、…女性はどうしたらいい?
下の選択肢から、正しい意味を選んでみよう。
1.女性は関係ないので無視していい
2.男女の性別は関係ない。女性もまじめに受け止めて対応しなければならない
正しい意味は、2。
口頭で言われるとわかりにくいかもしれないが、「シンシに受け止めるように」などで使われるシンシとは「真摯」で、「紳士」ではない。「紳士」=男性だから、女性はどうしたらいいのだろう、と思わないように。「真摯」とは、「まじめでひたむきな様子」の意味で、「真摯に受け止める」は、「まじめにしっかり理解すること」になる。漢字も一緒に覚えておこう!
日頃から言葉の使い方を意識しよう!
ここで紹介したような言葉は、間違ったまま覚えていると、赤っ恥をかいてしまう原因に!日頃から言葉の正しい使い方に注意を向けて、語いを増やす習慣を始めよう。