面接や小論文入試でも力を発揮!? 正しく使えていますか?「敬語」クイズ
正しい敬語、使えてる?急に聞かれたらびっくりしてしまうかもね。敬語は大人でも難しい表現。今回は、敬語についてどれだけ使い方を理解できているか、クイズでチェックしよう!
資料などを読んだときに使いたい敬語「拝読」
次の1~3のうち、高校生が先生に対して使う敬語の表現として“適当でない”ものを1つ選びなさい。
1.先生から頂戴したお手紙を拝読しました。
2.お送りいただいた資料をじっくり拝読しております。
3.私の書いた小説を拝読していただき、ありがとうございます。
答え:3
「拝読する」は自分が読むことをへりくだって言う言葉。先生や目上の人など、敬う相手が読むことには使わない。面接試験で「うちの学校の資料は読みましたか?」なんて聞かれたときに、「読みました」でもいいけれど、「拝読しました」と言えれば、「お、やるな」と思われるかもしれないよ。
頻出敬語の「いらっしゃる」
高校生が先生に対して使う敬語の表現として“適当でない”ものを1つ選びなさい。
1.宿題は各自、先生のところへ持っていらっしゃってください。
2.先生は音楽室にいらっしゃいます。
3.先生は犬を飼っていらっしゃいます。
答え:1
「いらっしゃる」は尊敬語なので、目上の人の行動に対して使う言葉。1は、先生が高校生の行動に対して使うので、「持ってきてください」が正しい表現。お客様を迎えるときや先生に対して、さらっと使えるようになっておきたい表現だね。
目上の方にさらっと使いこなしたい「謙譲」の用法
敬語の表現として、最も適当なものを1つ選びなさい。
1.先生がお客様をご案内してくださいます。
2.私は、お母様のことはご存知です。
3.こちらが私の父でいらっしゃいます。
答え:1
1は「お客様」に対して「ご案内する」(謙譲語)、「先生」に対して「くださる」(尊敬語)を用いた形なので適切。2「ご存知です」、3「いらっしゃいます」はいずれも尊敬語なので、自分側には使わない。2「存じ上げております」、3「ございます」が謙譲語として正しい表現だよ。
まとめ
ここで紹介したような敬語は、気さくに話せる友達や家族の間ではあまり使わないはず。でも、就職や入試の面接などで、きちっと使えるとライバルと差をつけることになるかもしれない重要な言葉。必要なタイミングで失敗しないためにも、今から少しずつでも覚えて使っていくようにしよう。