実際に出題された!大学入試で問われる時事用語クイズ

大学入試では、学部や学科の学びに関連した時事用語について問われることがよくある。そこで今回は、実際に入試で問われた時事用語をクイズ形式で出題!どんな用語がテーマになりやすいのかチェックしよう!
ユニバーサルデザインってどんなデザイン?
街中や駅、商品など、さまざまなところで見かける「ユニバーサルデザイン」という言葉。どんなデザインのことを指しているか、わかるかな?
次の語句の意味として、最も適当なものを1つ選びなさい。
「ユニバーサルデザイン」
1.環境にやさしいデザイン
2.地域の特色を反映したデザイン
3.だれにとっても使いやすいデザイン
答え:3
ユニバーサルデザインとは、多くの人が使いやすいように設備や商品をデザインすること。例えば、シャンプーとリンスを間違えないように区別する、ボトル側面にある「きざみ」は、手で触っただけで違いがわかるようにするためのユニバーサルデザインの1つなんだ。
ちなみに、「バリアフリー」は、障がいがある人のために「障壁(バリア)」をなくすこと。似ている考え方だけど、ユニバーサルデザインの方がより多くの人を対象にしているよ。
多様な人々を認め合う社会へ!それってどんな町?
世の中にはいろんな人がいる。みんな違っている。国籍や性別、趣味、ものの考え方…その違いで差別されることなく、みんなが活躍できる社会を実現しようという動きが世界中で広がっているよ。そんな考え方に関する言葉を知っているかな?
次の文章を表す言葉として、最も適当なものを1つ選びなさい。
人種や国籍、性別、年齢、宗教、価値観などさまざまな属性の人々が集まっている状態
1.ダイバーシティ
2.コンパクトシティ
3.スマートシティ
答え:1
ダイバーシティ(Diversity)とは「多様性」という意味。2や3のような「町」の意味の「シティ」とは違うよ。多種多様な人々が差別されることなく共存している状態を表す言葉で、その集団や組織、社会が発展するためにも大切なことなんだ。ダイバーシティの観点から、男女の違いで生じる格差が大きい日本では「ジェンダーギャップ」も課題となっているので、この言葉も一緒に覚えておこう。
日々進化する「AI」、ちゃんと説明できる?
私たちの生活にすっかり浸透してきた「AI」。知りたいことを即座に教えてくれたり、時には相談にも乗ってくれたり…キミも日頃お世話になっていることが多いのでは?おなじみとなった言葉だけど、どういう技術のことか理解しているかな?
「AI」の説明として、最も適当なものを1つ選びなさい。
1.あらゆるモノをインターネットに接続させて、データの収集と交換を行う技術
2.コンピュータが人間のように学習し、推論し、問題を解決する能力を持つ技術
3.現実世界にデジタル情報を重ね合わせることで、視覚的に現実を拡張する技術
答え:2
AIとは「人工知能(Artificial Intelligence)」のことで、コンピュータが自ら学ぶ能力を持っていることが特徴だ。最近では、文章や画像、動画、音声などを創造する「生成AI」の技術も急速に発達し、話題を呼んでいる。一方で、進化するAIとどう向き合い活用していくか、課題は多い。近年の入試でもよく問われるテーマなので、注視しておこう。
ちなみに、1の答えは「IoT(モノのインターネット)」、3は「AR(拡張技術)」だよ。
時事用語は数がたくさんあるだけに、入試直前にさらっと対策するだけでは不十分。普段から新聞やニュースを見て、コツコツ知識をつけながら、さらに自分はそれについてどう思うかも考えていくといいよ。