クラスや部活の人間関係、コミュニケーションの鍵はどこ?

普段、仲のいい友達同士とのコミュニケーションは問題がなくても、学校にはいろいろな人間関係がある。あまり話したことのない子や、気が合わない部活の同級生…避けては通れない微妙な人間関係の対処法を紹介するよ!
孤独がつらい…部活を続けるにはどうしたら?
お悩み1 部活の同級生の話す内容がまったくわからない状態です
最近、部活で孤独を感じています。今日も、同学年の子たちはアニメやゲームの話をしていましたが、私はまったく話の内容がわかりません。そのせいで部活に行きたくないです。今の部活に入りたくて入学した高校なのに…。高2・高3生になっても部活を続けるにはどうしたらいいですか?
先輩の回答1 やりたいことをやるためにどこかで努力しよう!
私も高1のとき、同級生の子たちと話が合いませんでした。でも、今ではとても仲良しです。私がどのようにしたかお伝えします。
本音を伝える
これが一番ストレートで、一番難しいことだと思います。ですが私は、「どうやって話せばいいのかわからなかった」、「何の話をすればいいのかわからなかった」ということを周りに発信することにしました。
私はバスケットボール部だったのですが、みんなにきっちり本音を伝えることができたから、そのあともチームワークで動けるようになったのかなと思います。
共通の話題を見つける
部活の話、学校の行事やテスト、授業の話。昨日見たテレビや、興味のある音楽、本など、共通項を探して話しやすい人を見つけると、居場所があるように感じられます。
人には合う、合わないがあるので、無理して合わせる必要はありません。ただ、やりたかった部活を続けたいのであれば、どこかで自分が努力する必要もあります。成長の1つだと思って、少し勇気を出してがんばってみてほしいです。
先輩の回答2 「わからない」「教えて」がキーワード
私からは、2つのことをアドバイスします。
- 「私、全然わからないから、アニメとゲームのことを教えて」と言ってみる
- 自分は知らない、だけど知りたい、ということを発信してみる
「私はわからない、どういうこと?」と素直に伝えてみると、「これはこういうこと」と教えてもらえます。それで自分が興味を持てるかはわかりませんが、距離は縮まります。
また、相手に「この話はここでするものじゃないな」と気づいてもらうことも大事です。もしかすると、その同級生の子たちも、自分たちがアニメやゲームの話に夢中になっていて、悲しい思いをしている人がいることに気づいていないだけかもしれませんよ。
高校生活は、決して仲のいい人とだけつき合える場所ではない。だからこそ、距離を縮める方法や、自分の気持ちを伝える方法を実践していきたい。
同級生を泣かせてしまったかも… 人の気持ちがわかる人になりたい!
お悩み2 英検2級に合格!だけどうっかり喜びすぎて…
英検2級を受け、自己採点したら合格する可能性大でした。うれしくて、英語の授業が終わったあと、クラスで英語の先生にそのことを伝えて喜びました。
ところが、後ろを振り向くとたくさんの人が私に注目していて、さらに1人の子が泣いていました。その子が英検に失敗したと言っているのも聞こえました。それなのに私が盛大に喜んでいて、きっと悔しい思いをしたと思います。
悪気はありませんでしたが、みんなに申し訳ないです。これからは人の気持ちを考えられるようになりたいのですが、また感情的になってしまうかもしれません…。
先輩の回答1 感情的になる自分を客観視する自分を持とう!
私は総合型選抜で、周りよりもひと足先に大学に合格した経験があります。その時、自分だけ喜んだら周りに申し訳ないと思って、一般選抜に向けてみんなが勉強しているときは、大学で学ぶ科目について予習していました。でも、友達からはそうやって予習すること自体にイラッとされました。
人への配慮というのは、本当に難しいことです。
学校のテストや受験は、他人ではなく自分との勝負なので、率直な意見を言えば、憎むべきは自分の努力不足ではないの?と私は思います。私が不合格で、友達が合格して盛大に喜んでいたとしても、「私の勉強の仕方がいけなかったんだろう」としか思いません。だから、あまり自分自身を責めないでくださいね。
ですが、やはりいろいろな考えを持つ人がいるので、誰かに嫌われたり、自分自身が自己嫌悪に陥ったりしないためにも、これからは、ついつい感情的になる自分を客観視することを意識していきましょう。
先輩のアドバイスは参考になったかな?人によって考え方やとらえ方が違うので、他人への配慮は難しいものだ。相手の気持ちを酌んで、客観的に行動できる力も養っていこう。