高3生のお悩み相談室 ~失敗できない!高校生活最後の夏~

高校生のみんなが抱えている悩みは、先輩たちも同じように悩み、乗り越えてきたはずだ。そこで、この時期にありがちな高3生の悩みと、先輩たちからのアドバイスを紹介しよう。ぜひ、キミの「今」に役立ててほしい。
いよいよ受験勉強の本格始動!
知っておきたい夏の学習法とは?
受験に向けて、明確な目標や課題がはっきりとしてくる高3の夏。1か月半の夏休みは長くて短い。どんな対策をすれば効率がいいのか見定めることは、必要不可欠のようだ。
お悩み1 長い夏休み、やっぱり全科目取り組むべき?
英語、数学、国語、世界史、倫理、化学、生物において、夏休みにやるべきことを教えてください。全科目少しずつは勉強するべきですか?
苦手科目もあれば、得意科目もあるけれど、「苦手ばかりに取り組んでいていいのか?」は気になるポイントだ。
先輩の回答1 優先順位を考えて、基礎と演習をバランスよく
入試に必要な科目を意識しよう!
志望校の大学入学共通テストの科目別の配点や、個別試験での受験科目はどうなっていますか?入試攻略のカギとなる「苦手科目」「高配点の科目」、そして「個別試験に必要な科目」を意識して、しっかり対策しましょう。
「基礎」と「演習」を両立しよう!
夏休みの勉強でありがちなのが、英語なら「基礎を固めたいから単語や文法をやり、長文や英作文をまったくやらない」とか、「自分はもう英語が得意だから、長文や英作文にばかり取り組む」などの勉強法です。入試ではいろいろな力が試されます。だからこそ、例えば1時間ずつ時間を取るなど、「基礎」と「演習」をバランスよく勉強することが何より大切だと思います。
先輩の回答2 3日に1度は全科目に取り組もう
勉強は放置すると成績が下がってしまうので、どの科目もやったほうがいいと思います。私が学校の先生に言われためやすは3日。「あの科目しばらく放置してるな…」ということがないよう、忘れないうちに取り組みましょう。
入試や苦手の対策は必要だが、取り組む科目も勉強する内容も、偏りすぎは禁物のようだ。でも、習っていない科目の場合は独学も難しい。次はそんなお悩みだ。
学校で習っていないけれど、入試科目の勉強方法を知りたい!
お悩み2 学校で習っていない古典、どう勉強したらいい?
志望校の入試科目に国語がありますが、高3の授業で古典をやっていないので不安です。今までほとんど対策していなかったので、一から勉強したいのですが、どんな方法が効率的なのでしょうか。
先輩の回答1 別の言語だと思って、まずは文法と単語を覚えよう
古典は、現代語とは語法や言葉の意味がかなり異なるので、日本語とは違う言語だと思って勉強しましょう。違う言語を学ぶ際に大切なのは、文法と単語を覚えること。まず手をつけるのはここです。最初はどうしてもある程度努力をしなければなりません。
基礎を固めたうえでつまずいたら、古典の先生に勉強方法を聞くのもおすすめですよ。
先輩のアドバイスは参考になったかな?
マナビジョンの「気になる大学のこと!先輩の口コミ」には、先輩の合格体験記や大学レポートなど、進路検討や勉強に役立つ先輩たちの生の声がたくさん掲載されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう!