先輩300人に聞いた!「高3生になる前にやるべきこと」ベスト3

3学期に入り、高2生にとっては、大学受験まで1年を切った。そこで、難関大に合格した300人の先輩たちに、高3生になる前にやるべきことを聞いてみたよ。今すぐチェックして準備を始めよう!

2017年11月実施 ゼミサポーターアンケート結果より

1位:気になる大学の情報を収集し、志望校を絞り込む(91票)

ダントツで多かったのが「春休みのうちに志望校を検討するべき」という意見。高3生の4月からは受験勉強が本格化するため、高3生に進級する前の春休みが、余裕を持って志望校を検討できるラストチャンスというわけだ。それでは、先輩たちはどのように情報を収集していたのだろう。

先輩の体験記

大学のイベントは夏休みだけじゃない!


春休みにも高校生を対象にイベントを開催している大学があるので、積極的に参加して雰囲気を知るといいと思います。(名古屋工業大 工学部 B・K先輩)

大学パンフやサイトを活用しよう!


大学のパンフレットや進学情報サイトなどを活用することが大切だと思います。高校の進路指導室で、相談に乗ってもらうのもいいでしょう。(金沢大 人間社会学域 M・S先輩)

オープンキャンパスといえば夏休みのイメージがあるが、実は多くの大学が1年中開催している。現役の学生によるキャンパスツアーを定期的に実施する大学や、オンラインでのオープンキャンパスを開催する大学も多い。受験生の夏休みが忙しいことは必然なので、今のうちに気になる大学のイベント情報をチェックし、進路研究を深めておこう。



大学を訪れることができなくても、先輩の約80%が参考にしていたという「大学パンフ」をはじめ、さまざまな便利ツールを使いこなせば、有意義な志望校検討ができるはずだ。マナビジョンでは、全国の大学のパンフ・願書を簡単に取り寄せることができるので、早速トライしてみよう。

2位:基礎固め・ニガテ克服に取り組む(77票)

次いで多かったのが「基礎固めやニガテの克服」という意見だ。基礎固めのなかでも、多くの先輩が早く取り組むべき内容として挙げたのが「英単語や古文単語の暗記」。少なくとも英単語は文系・理系問わず使うものなので、早めに覚え始めよう。特に高3生になっても部活動を続ける人は、受験勉強と両立するための素地を今のうちに養っておこう。

先輩の体験記

ニガテ対策と単語の暗記は今から始めるべし!


とにかくニガテをつぶすこと。また、英単語・古文単語などについては、日々の授業でしっかり押さえておくだけでも、3年生になった時に楽になると思います。(学習院大 法学部 A・I先輩)

部活動もがんばりたいなら、早めの復習を


高3の秋まで部活動を続けることがわかっていたため、時間に余裕のある春休みのうちに、これまで学んだ内容を総復習しました。そのおかげで、引退する日まで部活動に打ち込むことができました。(東京学芸大 教育学部 M・E先輩)

3位:志望校の入試問題や仕組みを分析する(27票)

第3位の意見は「志望校の入試について知る」こと。多くの学校で高2生のうちに「科目選択」を学校に提出するが、これは受験科目に直結するため、慎重に選ばなければいけない。今一度、気になる大学の入試科目を調べ、万が一にも自分の選択が受験の可能性を狭めてしまっていないか、確認しよう。

先輩の体験記

志望校の入試科目は念入りにチェック!


高3になったら、受験科目を増やしたり変えたりすることは難しいため、本当に自分はこの科目で受験勉強を進めていいのか、志望校の入試科目を調べて何度も確認した方がいいです。(立教大 現代心理学部 N・S先輩)

入試に必要な学力を「過去問」でイメージ


志望校の問題の傾向や難易度がわかると勉強の方針も立てやすいので、一度、本物の入試問題に目を通してみるといいと思います。(東京大 農学部 M・Y先輩)

過去問は高3生の夏から秋にかけて着手するのがテッパンだと言われているが、難関大に合格した先輩たちの多くは、春休みのうちに目を通しておくことを勧めている。直近1年分だけでもざっと確認し、これから1年間で身につけなければいけない学力のめやすを知ろう。

番外編:手帳が1年後の自信につながる!?

ランクインはしなかったものの、参考にしてほしい先輩の体験記を2つ紹介しよう。

先輩の体験記

自分なりの勉強スタイルを確立しよう!


朝起きてから学校に行くまでに勉強するとか、通学電車の中では英単語を覚えるといったように、自分に合った勉強スタイルを高3生になるまでに身につけた人は、受験勉強を順調に進めていました。(明治大 情報コミュニケーション学部 Y・A先輩)

“My勉強手帳”でモチベーションアップ!


毎日やるべきこととやったことを手帳にメモして、受験期に振り返ることで、「ここまでがんばったのだから大丈夫」という自信を持つことができました。(慶應義塾大 理工学部 M・K先輩)

春休みは、勉強スタイルを確立する絶好の機会といえるだろう。周りの人がやっている勉強法が自分に向いているとは限らない。例えば「単語の暗記はおふろで」というユニークな先輩もいるので、自分なりに勉強がはかどる方法を探してみるといい。
また、日々の学習記録をつづることは、やるべきことの抜け漏れを防ぐだけでなく、モチベーションアップにつながりそうだ。

受験に向けて万全のスタートを切るためにも、先輩たちの意見を参考にして、進級までにぜひ取り組んでみよう!

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