どうすれば合格できるの?海外の大学進学よくあるお悩みQ&A

海外の学校をめざすにあたって、注意したいのが入試制度。国内大と選抜の方法が大きく異なり、求められる資質や能力も別物だ。希望の学校に進学するにはどうすればいいか、今回は海外進学の「入試」について、よくある疑問にお答えしよう。

Q.海外と日本の入試はどう違うの?

A.学力を測るようなテストはあまり重視されず、書類審査が中心

海外の大学や専門学校の多くは「書類審査」が入試の中心。日本の「大学入学共通テスト」や「個別学力検査」にあたる一斉テストはあまり実施されていない。

【海外への進学で必要になる主な書類】

  • 願書・エッセイ(志望理由書)


  • 先生からの推薦状・高校の成績証明書・高校の卒業証明書


  • 語学力の証明書等


  • 財政能力証明書等


※出願大学やカレッジによって異なります

ただし、国や科目によっては、特別な試験を受けたり、準備が必要になることもある。例えばアメリカの一部の大学は、「SAT(Scholastic Assessment Test)」や「ACT(American College Testing)」のような、現地の高校生が受験する共通テストが必要となる学校もある。

また、音楽や美術、建築などの実技を行う科目では、オーディションの受験や、作品の提出が求められることも。

出願に協力いただく必要のある学校の先生、保護者へは早めに相談しておこう。

Q.語学力を証明する方法は?

A.TOEFLやIELTSなど英語テストのスコアで測る

海外の大学・専門学校に進むには、英語での授業についていけるかわかるように、語学力を証明する必要がある。英語圏であれば、「TOEFL」、もしくは「IELTS」という英語テストのスコアで証明することが一般的だ。

ただし英語力に自信がない人にも選択肢はある。

海外の大学やカレッジがスタートするのは、日本とは異なるケースが多い。たとえば、アメリカであれば、9月や1月が学校の開始時期。日本の高校生にとっては卒業後、大学やカレッジの授業がスタートするまでにギャップの期間が生じる。その期間を利用して海外の語学学校に通い、英語力を上げることが可能だ。

また、まずは語学学校に行き、カレッジが提携している語学学校で一定のレベルに到達すると、入学要件として認定される制度もある。こうした入試制度は「条件つき合格制度」と呼ばれ、日本の高校を卒業して、海外進学するケースの多くがこちらであることも知っておいてほしい。

Q.国内の大学と併願できる?

A.準備の両立ができれば、スケジュール上は可能!

例えば、北米の大学を受験する場合、日本の大学受験の時期と出願期間がずれているため、対策のピークが重なることはない。高3の冬までに海外大へ願書を提出すれば、その後は大学入学共通テストや個別学力検査など、日本の大学受験に集中できる。

とはいえ、提出する書類の準備・対策には時間がかかるため、きちんとスケジュールを考慮しておく必要がある。

一部の大学やカレッジでは、国内受験の結果が分かった上での準備も可能だが、多くの選択肢(志望校など)を希望する場合は、国内受験の準備と同時並行で進めることをオススメする。

Q.ちゃんと出願できるか心配です…

A.不安を解消するためにも、プロのサポートを受けよう

海外大の入試で準備する書類は、種類が多くて少々複雑。もし国内大も併願したいのなら、勉強時間を確保するためにも、できるだけ楽に準備したいところだ。
「ベネッセの海外進学サポート」は、こうした受験生に対してさまざまなサービスを提供している。例えば、出願時に用意すべき書類をまとめてくれたり、対策のスケジュールを一緒に立てたり、記入した願書のチェックをしたりと、支援の幅は広い。
海外進学を決意している人も、まだの人も、一度無料のカウンセリングを受けてみよう。プロのアドバイスを受けた方が、夢を実現できる可能性はぐっと高くなるはず!

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