トップアスリートに続け!「ルーティン」が変える学習習慣

勉強に手をつける気になれない、机に向かっても勉強に身が入らない…。そんな繰り返しに悩んでいる人は、自分だけの「ルーティン」を決めてみよう。ここでは、授業や自宅学習で即実行できる3つのルーティンを伝授しよう!

勉強にも活用できるルーティンとは?

ルーティンとは「決まった手順」を毎回繰り返すことで、自分の心身のリズムをいつも通りに整える儀式のようなもの。落ち着いてプレーするために特有のルーティンを取り入れるトップアスリートの姿がしばしば注目されるが、これは勉強にも活用できる。勉強を始める前の手順を決めて、それを毎日続けることで、勉強モードに頭をすばやく切り替えることができるようになり、同時に集中力も高まる。これをやらない手はないぞ!

<学習スタート前> 机の上は毎日同じ状態をめざそう

まずは勉強に関係ないモノを、机の周りから取り除こう。スマートフォンや読みかけのマンガ本など、つい手が伸びそうなものは、必ず遠ざけること。

それができたら、次は机の上を毎日同じ状態にキープしよう。ノートを置く位置、参考書や問題集の位置、さらには消しゴムやマーカーの置き場所まで、机の上に「勉強を始めるときの形」をつくってしまおう。

すると、「今から勉強を始める」ということが脳に伝わって、スムーズに机に向かえるはずだ。

<学習スタート時> 気合いを入れるアクションを決めよう

勉強を始める瞬間の「アクション」を決めておくと、やる気のスイッチが入って、スタート直後から集中できるようになる。

例えば、ノートに日付とスタート時間を書き込む、参考書を開く前に大きく深呼吸をする、その日の目標を大きな声で宣誓するなどがオススメだ。

学校や図書館など、周りに人がいる場所では難しい方法もあるけれど、要はキミが「さあ、始めよう」と気持ちを高められるようなアクションであることが大切だ。

<学習中> ノートやペンの使い方を決めておこう

実行している人が意外に少ないのが、ノートの表記ルールを決めておくこと。例えば、重要用語は赤ペンで囲む、間違えた問題の答えは青ペンで書く、重要な説明には波線を引くなど、表記ルールを早い時期に決めておくのがオススメ。

そのルールをすべての科目で徹底していけば、どのペンを使うか迷うことなく授業に集中できるし、復習するときにもポイントが直感的にわかる。シンプルなルールを徹底することが、学習効率のアップにもつながってくるのだ。

今回紹介した3つのルーティンは、どれも簡単に始められるものばかり。大切なのは、一度決めたルーティンを変えないこと。しばらく続けていると、自然と勉強に集中できているはずだ。

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