中学までの対策では通用しない!? 高校式定期テスト勉強法

高校の定期テストは中学の定期テストとどう違うのだろうか?どんな対策をしたら高得点が取れるのだろうか?今回はそんな疑問を解決する、高校式定期テスト対策法を紹介しよう!

<中学の定期テストとの違い> テストの科目数が増える!

中学の定期テストでは、英・数・国・理・社の5教科を中心に勉強すればOKだったけど、高校ではその5教科もさらに細分化される。例えば数学なら、「数学Ⅰ」「数学A」などに分かれるため、テストの科目数が増えることになるんだ。

※カリキュラムは高校ごとに異なります。上記は高1生の一例です。

<中学の定期テストとの違い> テスト範囲が増える!

高校の授業は中学に比べてスピードが速く、それぞれの科目も密度が濃い内容になるため、テスト範囲もその分だけ広くなる。
科目数、テスト範囲が増えるため、中学のころと同じ対策では、高得点を取るのはだんだんと難しくなってくるだろう。最初の定期テストから、高校式のテスト対策法を身につけることが肝心だ。

<高校式対策その1> テスト対策は2週間前から始めよう

中学の定期テストは一夜漬けでなんとかなっても、科目数が多い高校では通用しない。高校の定期テスト対策は、少なくとも2週間前から勉強を始める学習スケジュールを立てよう。

<2週間前からやっておくこと>

ノート、問題集など、授業で使用したものすべてを集めよう
授業で使用したすべてのものが、定期テストの出題範囲となる。教科書、問題集、授業ノートだけではなく、配布されたプリントや小テストについても、テスト範囲として対策しておこう。欠席した授業がある、ノートの内容に不安がある場合は、友達にコピーさせてもらうなどして、準備は抜かりなく。

ニガテ分野(問題)をチェックして、優先的に勉強しよう
教科書や問題集、プリントなどをざっと見て「理解できていない」「わからない」箇所を確認して、その部分に付せんを貼ったり、×印をつけるなどしてチェックしておこう。テスト対策として、その部分を優先して学習すると、直前になって焦らずに済む。2週間前は、わからない部分について教科書を読み直すなどの学習を重点的にしておこう。

<1週間前~直前までにやっておくこと>

テスト範囲をひと通り勉強して、うろ覚えの箇所をつぶす
テスト2週間前に、ニガテ分野やわからない箇所を優先して学習していたので、1週間前からは、テスト範囲すべての勉強を始めよう。わかっていたつもり、うろ覚えの箇所が出てくるかもしれないので、教科書の例題や、解くことができた問題もやり直してみるといいだろう。

暗記事項を繰り返し覚える
単語・イディオム・文法、公式、用語など、暗記事項は、覚えるまで何度も繰り返そう。通学の電車の中や、夜寝る前など、時間を空けて反復学習を行うと、記憶が定着しやすくなる。

<高校式対策その2> テスト範囲の増加分はスキマ時間で補おう

中学の頃に比べて、テスト範囲が増えた分、勉強に費やす時間もおのずと増える。その増加分は、時間を有効活用して補うようにしよう。通学中や休み時間、就寝前の時間など、「いつでも・どこでも」くらいのつもりで取り組んでいこう。スキマ時間をうまく見つけて、コツコツと知識を定着させよう。

先輩のスキマ時間活用法

英単語を覚える際は、スキマ時間を徹底的に活用しました。僕は、電車通学だったのですが、次の駅に到着するまでに、単語1つを覚えるようにしました。また、休み時間も、1つ覚えるようにしました。家に帰り、その単語をもう一度復習しました。ちょっとの時間でも、積み重ねていくと、多くの単語を覚えることができます。
お風呂での勉強法を紹介します。私は湯船につかってゆったりしたかったので、スーパーの袋に油性ペンで書き込んだ英文をお風呂の壁に張りつけて(水滴で勝手に張りつきます)、湯船につかりながら声に出して何回も読みました。お風呂から出たら、今度は覚えた英文をスペルミスをしないように書いて、何回も確認するようにしました。それによってテストで満点を取ることができました。

高校式の定期テスト対策についてヒントは得られたかな?マナビジョンの「気になる大学のこと!先輩の口コミ」には、先輩の体験記や入試対策レポートなど、進路検討や勉強に役立つ先輩たちの生の声がたくさん掲載されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう。これからの学習の参考になるはずだ。

おすすめ記事