じっくり積み立て 今、やるべき受験先取り貯金 ~理科・地歴・公民編~

実は、高1・高2生の夏休みは最も受験準備に最適な時期。1日のなかで自由に使える時間が多いから、まとめ資料の作成や総復習など、好きなだけ、じっくりと時間を注ぐことができる。オススメは、受験生になってから手の回りにくい「理科・地歴・公民」!今回は、受験にも役立つ「先取り受験貯金テク」を紹介!

【理科編】手を動かして知識を頭に叩き込む!

先輩の勉強法

公式を理解できるようになるまで問題と向き合う(物理)

物理の成績がよくなかったため、夏休みは物理の総復習を最優先することに決めました。学校で配られた基礎問題集を自力でじっくり考えて、できなかった問題をくり返し解きました。その方法で気づいたことは、「物理は中途半端に勉強していても伸びないこと」です。極めてやる!という姿勢で、じっくり問題と向き合って、自分で図解できるようになるまで細かく丁寧に理解を深めていったら、夏休み明けにいきなり成績が伸びて驚きました。

【地歴・公民編】受験期にも使えるまとめノートをつくる!

先輩の勉強法

通史ノートを整理する!(世界史/日本史)

高1・高2生の夏休みは比較的時間に余裕があるので、普段できないことができます。私は、世界史の通史ノートを整理し、図説の年表などをコピーして覚えやすいようにまとめました。時間のかかる作業でしたが、受験生になってから改めて見返すと、全体が自分の理解しやすいようにまとまっていて、やっておいてよかったと思えました。時間のあるときにノートをつくっておくと、受験直前期にも使えるので役に立つと思います。
歴史上の出来事ごとにまとめて前後関係を把握する(日本史)

私が、夏休み中に行った日本史の勉強法は、「歴史上の出来事を前後関係などを意識してまとめる」というものです。ただ○○年に○○が起きるという出来事だけでなく、その前に何があってこうなったのか、結果としてどうなったのかを、1つの物語のようにまとめて勉強しました。

●●体制→××体制→▽▽体制…

○○ショック→××事件…など

フローチャートのようなものを自分なりにつくると、記憶に残るし、全体を俯瞰してとらえることができます。入試では、並べ替え問題も出題されるので、高1・高2生の時期に、自分なりにまとめて理解を深めておくと受験にも有利だと思います。少し時間はかかりますが、時間の取れる長期休暇中に、自分なりのオリジナルフローチャートをつくってみてください!

意外にも受験勉強に向いている、高1・高2生の夏休み。残りの夏休みを大切に使って、先取り受験勉強をしておこう!

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