教えて!模試復習のやり方~国語(現代文、古文、漢文)編~

「模試の復習が大事なのはわかっているけど、具体的にどうすればいいのかわからない…」そんな人も多い国語のレベル別模試復習法を伝授しよう! 自分の実力を見極めたうえで、レベルに合った学習法を実行することが成績アップのカギ。今回は、「苦手・得意」別に、国語の模試の復習法を教えよう。

現代文が苦手な人

まずは「読解力アップ」に力を注ごう!

現代文が苦手な人は、そもそも文章を正しく読解できていない可能性が高い。つまり、マスターするべきスキルは読解力。
模試の復習で読解力をアップさせるには、各設問の解説を読む前に、まず文章全体の流れをつかもう。

例えば、次のように頭で整理しながらもう一度本文を読んでみよう。

模試の問題を解いている時の自分の理解と、実際に本文で表現されている内容との認識がずれていないかを丁寧に確認することが、着実に読解力を上げる一歩になる。

古文・漢文が苦手な人

「語い量を増やす」ことが一番の近道!

古文・漢文では基礎知識の定着が第一!特に模試の単語や文法は大学入試でも頻出なものが多いので、最優先で覚えよう。

例えば、口語訳を先に読み、そのあとで古文を読んでみて、わからない単語や文法を確認していこう。コツコツと積み上げないと、ずっと古典の文章を読むハードルは高いままだ。古典が苦手な人は、本文を読むことに抵抗がある場合が多いので、地道に模試の素材や出題された重要語句をしっかりと頭に入れておこう。

現代文が得意な人

「解答力」を磨いて、さらに高得点をめざそう!

さらなる得点アップをめざすなら、各問題の正解と不正解の理由を明確にする作業を取り入れることをオススメする。そうすることで、自分がどこを読み取れていなかったのかがわかり、文意を正しくとらえ直すことにもつながる。

例えば選択肢問題の場合は、迷った選択肢を比べて、どこが正誤の分岐点だったのかを確認しよう。

また、本文を200字程度で要約する訓練もしてみると読解力だけでなく、記述力の養成にもつながるぞ。

古文・漢文が得意な人

解答に至るまでのプロセスを確認しよう!

基礎の定着ができているという人は、解説を読みながら、話の展開が正確に読み取れるようになるまで、読み込んでみよう。

古文は主語が省略されていることが多いので、だれが何をしたのか、あいまいな理解のまま読んでしまうことが多い。本文を正確に読みとることができるようになれば、正答率も上がるようになる。

また、文法や知識が具体的に文章中でどのように使われているのかを確認することで、実戦力も身につくよ。

地道な勉強法に思うかもしれないが、国語力を高めたいなら今日から実践してみよう!

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