差がつく!アクティブ・ラーニングの心得<基本編>

最近注目されている「アクティブ・ラーニング」という学び方。聞いたことがある、気になっているという人もいるだろう。普通の授業とどんなところが違うのか、どんな姿勢で臨めばいいのか、この記事を読んで考えてみよう。
アクティブ・ラーニングって何なの?
アクティブ・ラーニングとは、手を動かす、話し合いをする、発表するなど、生徒が主体的に授業に参加する学び方のことを指す。特別なものに思えるかもしれないが、キミたちが普段受けている授業のなかにも、こうした学びは含まれている。イメージしやすいのは「総合的な探究の時間」。グループをつくり、テーマについて調べ、発表する。まさにアクティブ・ラーニング的な学びだ。それに、先生の質問に手を挙げて答えるのだって、広い意味でのアクティブ・ラーニングに当たるのだ。
アクティブ・ラーニングは知識を使ったり、人と協力する方法を学んだりするのに適した学習法。ただ先生の話を聞くだけでは身につきにくい、知識以外のさまざまな資質を鍛えることができる。だから今、多くの高校や先生がアクティブ・ラーニングを意識して、授業に取り入れようと考えている。
アクティブ・ラーニングの例と心構え
アクティブ・ラーニングにはさまざまな種類がある。高校や先生によって進め方は違うが、参考までにどんな例があるのかを見てみよう。
アクティブ・ラーニングの例
ディベート型:教科書の小説を読んだあとに、ある1文の解釈についてグループで話し合うなど、生徒同士で討論するタイプ
フィールドワーク型:学校の外に足を運び、地形図と実際の地形を見比べて調査したり、史跡や施設を見学したり、インタビューしたりするタイプ
体験学習型:地域の職業体験やボランティアなど、企業や職業人のもとで社会体験を行うタイプ
課題解決型:「地域の商店街を活性化させる方法」について考えるなど、あるテーマの課題を解決する方法について考えるタイプ
学び方のイメージがついただろうか。実際の授業はもう少し複雑で、ディベートも体験学習も行う、課題を考えるためにフィールドワークに出かけるなど、さまざまな学び方を組み合わせて進められることが多い。
また、どのタイプの学び方も、グループで取り組むことが多い。友達とうまくコミュニケーションを取りながら学べば、自分にはない考え方が身についたり、視野が広がったりして、学びがどんどん深まっていく。アクティブ・ラーニングの醍醐味だ。だから、アクティブ・ラーニングに取り組むときは「自分から」「協力して」学ぼうとする“姿勢”を大切にしよう。最初は恥ずかしいかもしれないが、積極的に授業に参加していった方が、得られるものは大きいだろう。
振り返りも忘れずに!マナビジョンのポートフォリオ機能を活用しよう
復習が大切なのは、アクティブ・ラーニングも普通の授業もまったく同じ。どんなことを学んだのか、もっと工夫できる点はなかったか、しっかり振り返って次の授業に生かしていこう。そのためにぜひ活用してほしいのが、マナビジョンのポートフォリオ機能だ。
「マナビジョン ポートフォリオ」は、学校行事や定期テストなど日常の記録、ベネッセのテストの振り返り、進路活動で考えたことなどを自由に記録できるツールだ。これからの大学入試は学力だけでなく、高校時代の活動も評価される。アクティブ・ラーニングで学んだことをポートフォリオに記録しておけば、大学入試に役立つこと間違いなし!
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